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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーションステータスレポート#00-34
2000年 7月25日(火)午前 8時(米国中部夏時間)
2000年 7月26日(水)午前10時(日本時間)
コロリョフのミッション・コントロール・センター

 国際宇宙ステーション(ISS)の新しい構成要素であるズヴェズダ・サービスモジュールは、今夜カザフスタンの北東部を飛行中に無事ISSとドッキングしました。これで恒久的有人基地の最初の居住区画が到着したことになります。

 ISS側のザーリャモジュールが主導権をとりながら、ふたつの宇宙船は、ズヴェズダがカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打上げられて2週間経った、米国中部夏時間7月25日午後7時45分(モスクワ時間7月26日午前4時45分、日本時間7月26日午前9時45分)に、静かにドッキングしました。ISSが毎秒20cmというゆっくりとした速度でズヴェズダに接近するドッキングまでの最後の数分間、ザーリャの噴射装置による制御を実施しました。

 ドッキング後数分間以内にズヴェズダとザーリャ双方のドッキング装置の掛け金がお互いにかみ合い、両宇宙船はしっかりと結合されました。このドッキングの瞬間にISSは長さが119フィート(36.3m)と11階建てのビルに相当する、これまでよりもはるかに大きな構造物となりました。ISSの重量は約60トンとなっています。

 ザーリャの噴射装置の影響を避けるためにロックしてあったズヴェズダの太陽電池パネルは、ドッキング後直ちに太陽追尾を開始し、ザーリャの軌道姿勢制御装置は停止されました。その後ロシアからのコマンドによりズヴェズダのバルブを開いて両モジュール間の通路の部分が加圧される予定です。米国時間7月30日(日)にコロリョフのフライトコントローラは、ISSのコマンド機能と姿勢制御機能をザーリャのコンピュータからズヴェズダのコンピュータに切替えるという重要な作業を開始する予定です。ズヴェズダのコンピュータはズヴェズダ・サービスモジュールのコマンド・テレメトリシステムの一部で、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)が製造したものです。

 今夜のドッキングが成功したことを受けてバイコヌールでは、8月6日にソユーズロケットによる打上げが予定されている、ISSへの最初のプログレス補給船への燃料充填を開始する予定です。最初の滞在クルー用補給品を搭載したこのプログレス宇宙船は、8月8日にISSとドッキングする予定です。



出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2000/iss00-34.html


最終更新日:2000年 7月 26日

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