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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーションステータスレポート#00-33
2000年 7月24日(月)午前11時(米国中部夏時間)
2000年 7月25日(火)午前 1時(日本時間)
コロリョフのミッション・コントロール・センター

 国際宇宙ステーション(ISS)の一番新しいモジュールのズヴェズダは、予定されていた全ての軌道修正を完了し、ザーリャ・モジュール(ISS側)がランデブーに必要な残りの軌道修正をしながら近づいてくるのを待っています。ドッキングの時刻は米国東部夏時間7月25日(火)午後8時44分(日本時間7月26日(水)午前9時44分)と修正されています。

 単独の飛行はあと1日を残すだけとなり、ズヴェズダはいまや待受けるだけの宇宙船となっています。そしてISS側は一連の軌道修正噴射を行い、ロシアの地上追跡局の可視範囲に両方の宇宙船が入ったとき、ズヴェズダに最終的に結合する予定です。

 ドッキングの準備としてロシアのフライトコントローラはザーリャにコマンドを送信し、ザーリャのドッキング用プローブを伸展させました。テレメトリデータの解析結果によればプローブは正常に伸展され、ズヴェズダを捕える準備ができていることが確認されました。

 ズヴェズダの最後の3回の軌道修正噴射は金曜日と土曜日の夜に実施され、ズヴェズダは224×180マイル(361×290km)の軌道に移りました。ランデブー噴射3は同7月21日(金)午後9時44分(同7月22日(土)午前10時44分)に43秒間実施され、ランデブー噴射4は同午後10時20分(同午前11時20分)に8秒間実施されました。両噴射の結果ズヴェズダの高度は25マイル(40km)上昇しました。そして最後に9秒間の噴射による軌道修正を行って近地点を上昇させ、ズヴェズダは明晩に予定されているドッキングに最適な軌道に移ったことになります。

 30m離れた位置で暫く待機し、状況を確認した後、全ての関係者の合意を得た上で作業を進捗させる決断が下されると、自動ドッキングシーケンスが開始される予定です。順調であれば両宇宙船はロシア上空を飛行中にドッキングすることになります。

 同7月25日(火)夜(同7月26日午前)の作業は次のように進捗する予定です。
  • ザーリャの軌道姿勢制御システムを起動する。
  • ズヴェズダの姿勢をドッキング時の姿勢に変更する。
  • ズヴェズダのランデブー関連システムを起動する。
  • 両宇宙船の太陽電池パネルを固定する。
  • ISS(ザーリャ)の自動ドッキングシステム(クルス:Kurs)を起動する。
  • ドッキング実施(留め金が閉じていることを確認する。)
 ドッキング後直ちに太陽電池パネルは太陽の追尾を再開し、ザーリャの軌道姿勢制御システムは機能を停止させます。ドッキング後数日のうちに、ザーリャのコンピュータからズヴェズダのコンピュータへISSの姿勢制御を移管するという重要な作業を実施する予定です。

 NASA TVはドッキングの模様を、同7月25日(火)午後8時(同7月26日午前9時)から放送する予定です。これはNASAの有人宇宙飛行ウェッブサイトでもご覧いただけます。(http://spaceflight.nasa.gov

 同7月24日(月)の正午(同7月25日午前1時)の時点でズヴェズダはバイコヌールの宇宙基地から7月12日に打上げられて以来、地球を200回周回しています。この次のステータスレポートは火曜日夜(同7月26日午前)のドッキング完了後に発行する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2000/iss00-33.html


最終更新日:2000年 7月 25日

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