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国際宇宙ステーションステータスレポート#00-32 2000年 7月21日(金)午前11時(米国中部夏時間) 2000年 7月22日(土)午前 1時(日本時間) コロリョフのミッション・コントロール・センター 単独飛行の日々も終わりに近づき、ズヴェズダ・サービスモジュールは、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに備えて実施してきたシステムの検査を終了しようとしています。ドッキングはこれまでどおり、米国東部夏時間7月25日(火)午後8時53分(日本時間7月26日(水)午前9時53分)で両方の宇宙船がロシア連邦上空で地上局との通信が可能な領域内を通過中に行われる予定です。 ランデブーのための一連の軌道制御の一環として水曜日夜遅く(日本時間木曜日早朝)ロシアのフライトコントローラーはズヴェズダにコマンドを送信し、15秒間のエンジン噴射を実施しました。これは近地点高度を引上げるために実施され、これにより近地点高度は13マイル(約21km)高くなりました。この軌道修正噴射は同7月19日(水)午後10時47分(同7月20日(木)午前11時47分)に実施されて速度が時速10マイル(秒速約4.4m)増加し、ズヴェズダモジュールは224×180マイル(361×290km)の軌道に移動しました。 次のランデブーのための噴射は今夜、同7月20日(金)午後9時22分(同7月21日(土)午前10時22分)と約30分後の同9時54分(同10時54分)の2回が予定されています。最初の噴射は遠地点近地点双方の高度を上昇させるもので、これにより軌道は234×185マイル(377×298km)となる予定です。2回目の噴射は近地点高度を23マイル(約37km)高くし208マイル(約335km)とする予定です。 また今夜は、ズヴェズダのドッキング機構の機械的作動試験などを行うドッキング試験を実施する予定です。この試験によりドッキングに関与するソフトウエアと機械系の作動状況を確認します。このときはズヴェズダモジュールをドッキング時の姿勢にし、太陽電池パネルは機体に平行にしておきます。こうしておくことでドッキング時にパネルの姿勢に影響を与える要因を最小限に止めることができます。 今のところズヴェズダの追加軌道修正が同7月23日(日)の夜(同7月24日(月)の午前中)に予定されています。これ以降はザーリャ・モジュール(ISS)側がランデブーの主導権をとり、火曜日夜の最終接近とドッキングに向けて3回のランデブーのための噴射を行う予定です。 昨日は接近してくるISSを撮影するためにズヴェズダに取り付けてあるカメラの試験をしました。またズヴェズダに搭載されている5基のバッテリのテレメトリデータを検証しました。各バッテリは太陽電池パネルからの電力を蓄え、搭載電子機器に供給します。 同7月21日(金)の正午(同7月22日(土)午前1時) の時点でズヴェズダは7月12日にバイコヌールの宇宙基地から打上げられて以来、地球を151周しています。この次のステータスレポートは7月24日(月)に発行する予定です。 出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2000/iss00-32.html
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