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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーションステータスレポート#00-30
2000年7月17日(月)午前11時(米国中部夏時間)
2000年7月18日(火)午前01時(日本時間)
コロリョフのミッション・コントロール・センター

 ズヴェズダ・サービスモジュールは良好な状態で運用されており、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに向けて準備が進められています。ドッキングは米国東部夏時間7月25日午後8時46分(日本時間7月26日午前9時46分)と予定されています。

 モスクワ郊外のミッションコントロールセンターではロシアのフライトコントローラたちがこの週末、レグル(Regul)・テレメトリシステムのテストを完了しました。このテストはソフトウエアを多様なモードで繰返し作動させて、地上からのコマンドが正常に届くことを確認し、またズヴェズダからの応答を解析することにより実施しました。

 ズヴェズダ・サービスモジュールは良好に作動していますので、7月16日の日曜日は作業はお休みとしました。これは必要に応じて問題に対応できるよう用意してあった3日間の予備日の第1日目です。

 本日早くにコントローラたちはズヴェズダ・サービスモジュールに搭載されている太陽センサを利用して、姿勢制御および航法システムをテストしました。先週このシステムはスターセンサを利用してテストされています。これらのテストはズヴェズダの誘導システムを制御するために搭載されているソフトウエアを、完全なかたちで動作させてみるというものです。本日はまた、定期的に実施することになっている5基のバッテリのサイクリング(活性化)作業を開始しました。ズヴェズダにはバッテリを8基搭載することになっているのですが、そのうち5基を搭載して打上げられました。残りの3基は9月に予定されている次のシャトルミッションで運ばれ、設置されることになっています。

 本日遅くにズヴェズダのドッキング用白黒カメラを起動して、来週予定されているドッキングの際の使用に備えて作動状況を確認する予定です。このカメラはISSが近づいてくる様子をフライトコントローラに見せてくれるもので、映像はランデブ時のデータを補完するものです。

 一方ISSも良好な状態で、ズヴェズダが到着するのを待っています。今晩遅くにドッキングのテストが予定されています。これは自動ランデブとドッキングを実施する最後の2周回をシミュレートするものです。このテストの一環としてザーリャ・コントロールモジュールのスラスタを短く2回噴射する予定です。これによりISSは秒速約1mほど増速され、ズヴェズダとの位相角度が修正されることになります。

 ズヴェズダの軌道制御エンジンの効率が予想より若干高目であることが判ったため、ランデブ計画をこのように若干変更することが必要となりました。ズヴェズダに計画されているランデブのためのこの次の軌道制御は、7月18日(火)に実施される予定です。

 先週末のことですが、ザーリャの燃料系統を変更し、貯蔵タンクの燃料がランデブの際にも使用できるようにしました。これで姿勢制御に使用するスラスタが、燃料タンクと貯蔵タンクの両方からの燃料を使用でき、今後これ以上の変更なしにランデブを実施できるようになりました。

 米国中部夏時間7月17日(月)午前11時(同7月18日(火)午前1時)現在、ズヴェズダは地球を88周しています。軌道高度は200マイル(323km)です。この次のステータスレポートは7月19日(水)に発行する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2000/iss00-30.html


最終更新日:2000年 7月 18日

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