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国際宇宙ステーションステータスレポート#00-28 2000年 7月13日（木）午前11時（米国中部夏時間） 2000年 7月14日（金）午前 1時（日本時間） コロリョフのミッション・コントロール・センター ズヴェズダ・サービスモジュールはその後順調に飛行を続けています。打上げ後ロシアの地上管制官が1時間半おきに4周回にわたりズヴェズダの各システムを監視しましたが、全てのシステムは良好で予定どおり作動していると報告されています。 本日はズヴェズダの推進システムと噴射装置の試験を実施し、良好に作動することが確認されました。明日実施する予定のランデブのための大きな軌道修正の準備として、試験噴射を45分間隔で2回実施しました。1回目は米国東部夏時間7月12日（水）午後11時27分（モスクワ時間7月13日（木）午前7時27分、日本時間午後0時27分）に実施されました。これは試験噴射ではありますが、若干のランデブ用の軌道修正がなされたことになります。この噴射の結果ズヴェズダの速度は時速2マイル（秒速1ｍ）ほど加速され、軌道は210×106マイル（338×172km）へと変わりました。2回目は約45分後、米国東部夏時間7月13日（木）午前0時14分（モスクワ時間午前8時14分、日本時間午後1時14分）に実施されました。この時も速度は時速2マイル（秒速1ｍ）加速され、軌道は近地点が3マイル（約4.8km）程高くなりました。この2回の噴射はあくまでも明日の大きな軌道変更の噴射が確実に実施できることを確認するために計画されたものです。 本日はその他、テレメトリデータの解析をおこない、2枚の太陽電池パネルの駆動モータは正常に作動していることが確認されました。この太陽電池により充電されるズヴェズダ内の4基のバッテリも正常に作動しています。さらに4基のバッテリが9月上旬に予定されている国際宇宙ステーション（ISS）へのスペースシャトルによる飛行の際、ズヴェズダ内に取付けられる予定です。 2枚の太陽電池パネルは2回実施された試験噴射の間、方向を変更して噴射による振動の影響を最小にとどめるようにし、試験終了後に正常な方向に戻されました。 また慣性誘導装置とスタートラッカーを使用する航法システムの試験も実施し、ズヴェズダの姿勢が必要に応じて制御できることが確認されました。 昨日の4周回の監視作業の際、2つあるドッキングターゲットの1つが展開されていないことが、テレメトリ解析の結果判りました。しかし、このターゲットは手動ドッキングの際にのみ使用されるもので、今回のズヴェズダのミッションでの使用は計画されていません。ロシアの専門家は、実際はターゲットは展開されているのに、センサが正しく検出していないものと考えています。この件はISSがズヴェズダと７月25日にドッキングするのには影響はありません。 最初に実施される2回のランデブのための軌道制御はこれまでのところ、米国東部夏時間7月14日（金）午前1時19分（モスクワ時間午前9時19分、日本時間午後2時19分）と、同午前1時54分（モスクワ時間午前9時54分、日本時間午後2時54分）に実施される予定です。この噴射により軌道は、1回目の噴射では平均30マイル（約48km）高くなって222×127マイル（358×204km）となり、2回目の噴射では平均43マイル（約69km）高くなって232×160マイル（373×257km）となる予定です。 ズヴェズダのランデブ用軌道制御計画 前提：ISSの高度が235マイル（376km）
米国東部夏時間７月13日（木）午前8時（日本時間7月13日午後10時）現在、ズヴェズダは22周回目の軌道上にあり、南太平洋を北東に向っています。 この次のステータスレポートは7月14日に発行する予定です。 出典：http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2000/iss00-28.html
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