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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート

国際宇宙ステーションステータスレポート#4
1998年11月21日(土)午前10時(米国東部標準時間)
1998年11月22日(日)午前00時(日本時間)
ロシアのコロリョフ・ミッション・コントロール・センター

 国際宇宙ステーション(ISS)のザーリャモジュールについては、ロシアのコロリョフ・ミッション・コントロール・センターでシステムのチェックを引き続き行い、12月6日のスペースシャトル・エンデバー号とのランデブ高度へ軌道高度を上昇させるためのエンジンの噴射を行って、最初の1日目の作業を完了しました。

 本日はテレビカメラのテストを行いましたがこのカメラは、1999年の夏に打上げられてISSの初期の居住区となるロシアのサービス・モジュールとザーリャが、自動方式でランデブする際に使用されます。このモノクロテレビのテストを2回行い、正常に作動することを確認しました。さらに2基ある軌道変換用大型エンジンの内の1基を10秒間テスト噴射し、良好に作動することを確認しました。

 テスト後しばらくして、このエンジンを1分40秒間噴射しました。これは今後数日間に何回か実施される軌道制御(マヌーバ)の第1回目です。一連の軌道制御によりザーリャの軌道は高度242マイル(約389km)の円軌道になり、その軌道上でエンデバー号がザーリャにドッキングします。

 本日のエンジン噴射以前はザーリャの軌道は遠地点225マイル(約362km)、近地点114マイル(約183km)の楕円軌道でしたが、噴射により遠地点と近地点はそれぞれ226マイル(約364km)と156マイル(約251km)になりました。ザーリャは51.6度の傾斜角の軌道を90分で一周しています。

 米ロのフライトコントローラーはモスクワ郊外のミッション・コントロール・センターでザーリャの運用状況を見守っています。またヒューストンのジョンソン宇宙センターにある国際宇宙ステーション飛行管制室内の米国のフライトコントローラーも、活動状況をモニタしています。今後は、月曜日と火曜日に軌道高度を上昇させるエンジン噴射を実施し、続いて今週の後半に一連のシステムチェックを行ってエンデバー号とのランデブに備える予定です。システムチェックやその他の作業をしていないときは、燃料の節約のため、および温度を一定に維持するために、ザーリャはゆっくりと回転する状態にされます。




最終更新日:1998年 12月 9日

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