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NASAステータスレポート

飛行12日目(2)
STS-110NASAステータスレポート#23
ジョンソン宇宙センター
2002年 4月 19日(金)正午(米国中部夏時間)
2001年 4月 20日(土)午前 2時(日本時間)



本日、アトランティス号はケネディ宇宙センターに滑らかに着陸し、国際宇宙ステーション(ISS)にその屋台骨となるトラス(桁)構造体を送り届けた、450万マイル(約724万km)におよぶ飛行を終了しました。

米国中部夏時間4月19日午前11時27分(日本時間4月20日午前1時27分)、青空の下穏やかな風の中を、コマンダーのマイケル・ブルームフィールドはアトランティス号をケネディ宇宙センターに見事に着陸させました。ブルームフィールド、パイロットのスティーブ・フリック、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のレックス・ウォルハイム、エレン・オチョア、リー・モーリン、ジェリー・ロス、そしてスティーブン・スミスは、11日間におよぶ飛行を終了しました。この飛行期間中に4回の船外活動を実施し、新しいS0(エスゼロ)トラスをISSに取付けました。S0トラスは完成時にはサッカー競技場くらいの長さになるISSのトラス(桁構造)の中心部分です。太陽電池パネルやモジュールがこのトラスに取付けられます。S0トラスはまた、ISSの太陽電池パネルで発電される電気をISSの各要素に配分する役割も果します。さらに、S0トラスは、6月にISSに運ばれる予定のモービル・ベース・システムを「モービル・トランスポータ」(MT:ISSロボットアームの台車)に取り付けることにより実現される、宇宙初のレール・システムの足場にもなります。このレール・システムはモービル・ベース・システムの上にISSのロボットアームを取付けて、ISSの端から端まで行き来します。

アトランティス号のクルーは着陸およそ1時間後にアトランティス号から離れてケネディ宇宙センターのクルークォーター(クルーが出発までの数日間滞在する施設)に向い、医学検査を受けた後、家族と再会する予定です。

STS-110の宇宙飛行士たちはヒューストンのジョンソン宇宙センター近く、エリントン・フィールド(空港)のハンガー990(格納庫)に4月20日午後1時(同4月21日午前3時)頃に到着し、歓迎式典に臨む予定です。この式典にはだれでも出席することができます。

一方ISSでは第4次長期滞在クルーコマンダーのユーリー・オヌフリエンコ、フライトエンジニアのカール・ウォルツとダニエル・バーシュが、4月20日(午前)(同4月20日午後)に緊急帰還用のソユーズに乗って短時間ISSを離れ、別のドッキングポートに移動させるのに先立ち一時的にISSを閉鎖する準備として、ISSのシステム構成を1日掛かりで変更しました。

オヌフリエンコとウォルツとバーシュは4月20日午前(同4月20日午後)に緊急帰還用のソユーズ宇宙船に乗り、短時間の飛行をして「ザーリャ」(基本機能モジュール)の地球側のドッキングポートから「ピアース」(ロシアのドッキング室)に移動させる予定です。ソユーズの移動には約35分かかるものと見られますが、これは午前4時2分(同4月20日午後6時2分)にISSから分離して開始されます。この模様はNASAテレビで午前3時(同4月20日午後5時)から放送します。

ソユーズ3宇宙船(3S)をザーリャからピアースに移動することで、4月27日に到着するソユーズ4宇宙船(4S)のために、ザーリャのドッキングポートが開放されます。ソユーズ4はコマンダーでISSの第一次長期滞在クルーの一人であったユーリー・ギドゼンコ、フライトエンジニアでヨーロッパ宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士ロベルト・ビットーリ、そして南アフリカ人の宇宙旅行者マーク・シャトルワース氏の3人から構成される、タクシークルーと呼ばれるクルーによりISSに到着します。この3名は4月25日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、ISSに約1週間滞在し、ソユーズ3に乗り換えて5月4日に地球に帰還する予定です。

ISSのシステムは良好に作動しており、ISSは平均高度約247マイル(約397km)の軌道を周回しています。ISSクルーの活動や今後の打上げ日などについては次のサイト、http://spaceflight.nasa.govを御覧ください。

ISSにおける科学実験の詳細については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのサイト、http://www.scipoc.msfc.nasa.govを御覧ください。

この次のISSステータスレポートは4月20日の午前(同4月20日の午後)にソユーズがISSに再度ドッキングした後に、あるいは何かのイベントが発生した時点で発行する予定です。



出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts110/STS-110-23.html
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最終更新日:2002年 4月22日

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