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NASAステータスレポート

飛行12日目(1)
STS-110NASAステータスレポート#22
ジョンソン宇宙センター
2002年 4月 19日(金)午前 5時(米国中部夏時間)
2001年 4月 19日(金)午後 7時(日本時間)



国際宇宙ステーション(ISS)の屋台骨となるトラス(桁構造)の最初のセグメントを、4回の船外活動を実施して取り付ける組立てミッションを完了したスペースシャトル・アトランティス号は、450万マイルにおよぶ飛行を終了して本日ケネディ宇宙センターに帰還する予定です。

ケネディ宇宙センターにアトランティス号が着陸する機会は本日は2回あります。最初の機会では米国中部夏時間4月19日午前10時20分(日本時間4月20日午前0時20分)に軌道離脱噴射を実施し、午前11時26分(同午前1時26分)に着陸します。2度目は午前11時59分(同午前1時59分)に軌道を離脱し、午後1時3分(同午前3時3分)に着陸することになります。 本日のフロリダの天候は所々に雲が見られる程度で、着陸には良好と予報されています。代替着陸地点であるカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地には本日の支援は要請されていません。アトランティス号には月曜日(4月22日)まで軌道に留まることのできる消耗品が搭載されています。

アトランティス号のクルー、コマンダーのマイケル・ブルームフィールド、パイロットのスティーブ・フリック、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のエレン・オチョア、レックス・ウォルハイム、リー・モーリン、ジェリー・ロス、そしてスティーブン・スミスは、4月19日午前2時21分(同4月19日午後4時21分)に、The Policeの演奏する曲「Message in a Bottle」で起床しました。

一方ISSでは第4次長期滞在クルーコマンダーのユーリー・オヌフリエンコとフライトエンジニアのカール・ウォルツとダニエル・バーシュがISSのリブースト(軌道高度を上昇させる制御)を実施し、その状況をモニタしました。サービスモジュール(*)の噴射装置の噴射によりISSの高度は約0.5マイル(約800m)程高くなりました。STS-110ミッションの期間中には、アトランティス号がリブーストを3回実施し、ISSの高度を約6マイル(約9.6km)上昇させました。
(*)訳注:実際はサービスモジュール後部に結合しているプログレス補給船(7P)の噴射装置を使用したものと思われます

ISSのクルーはまた、4月20日午前(同4月20日午後)に帰還用のソユーズ宇宙船に搭乗し、35分かかって「ザーリャ」(基本機能モジュール)の地球側のドッキングポートから「ピアース」(ロシアのドッキング室)に移動する準備として、ISS内のいくつかのシステムを停止させます。ソユーズの移動は4月20日午前4時2分(同4月20日午後6時2分)のザーリャからの分離により開始される予定です。NASAテレビはこの模様を午前3時(同午後5時)から放送します。

ソユーズを移動することにより、ザーリャのドッキングポートに新しいソユーズ4(4S)宇宙船が4月27日にドッキングすることができるようになります。ソユーズ4にはタクシークルーと呼ばれる3人の宇宙飛行士たち、コマンダーのユーリー・ギドゼンコ、フライトエンジニアでヨーロッパ宇宙機関(ESA)のロバート・ビットーリ、そして南アフリカ人の宇宙旅行者マーク・シャトルワーズ氏が搭乗します。この3名は4月25日にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、ISSに約1週間滞在し、ソユーズ3に乗り換えて5月4日に地球に帰還する予定です。

この次のステータスレポートはアトランティス号の帰還後、あるいは何かのイベントが発生した時点で発行する予定です。



出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts110/STS-110-22.html
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最終更新日:2002年 4月22 日

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