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NASAステータスレポート

飛行11日目(1)
STS-110NASAステータスレポート#20
ジョンソン宇宙センター
2002年 4月18日(木)午前 5時(米国中部夏時間)
2002年 4月18日(木)午後 7時(日本時間)



アトランティス号は国際宇宙ステーション(ISS)から約85マイル(約137km)離れ、地球を1周する毎に約12マイル(約19km)ずつ遠ざかっています。アトランティス号のクルーは地球への帰還へと気持ちを切り替えます。

コマンダーのマイケル・ブルームフィールド、パイロットのスティーブ・フリック、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のエレン・オチョア、レックス・ウォルハイム、リー・モーリン、ジェリー・ロス、そしてスティーブン・スミスは、ブルームフィールドのお嬢さんの演奏する「虹の彼方に(Somewhere Over the Rainbow)」の曲で米国中部夏時間4月18日午前2時44分(日本時間4月18日午後4時44分)に起床しました。

ブルームフィールドとフリックとオチョアは、4月19日午前(同4月20早朝)にアトランティス号が大気圏に再突入する際に使用する姿勢制御用のRCS噴射装置の試験噴射と昇降舵/方向舵のテストをおこないます。アトランティス号は4月19日午前11時26分(同4月20日午前1時26分)にフロリダのケネディ宇宙センターに帰還する予定です。帰還時の天候は良好と予報されています。

本日、クルーは作業の手を休め、4月18日午前9時14分(同4月18日午後11時14分)からCNN、デトロイトのWDIV-TV、フォックス・ニュース・ネットワークなど報道機関の代表者からのインタビューを受ける予定です。

本日は、アトランティス号の軌道制御システム(Orbital Maneuvering System:OMS)を2回噴射する予定です。1回は排気ガスがレーダー反射に及ぼす影響と、軌道を周回する物体の運動エネルギーが電離層に及ぼす影響を調査する目的で実施します。あと1回は、フロリダへの2回目の着陸機会を考えた場合の横方向(cross range)の移動距離を短縮するため行われるものです。ウォルハイム、モーリン、ロス、スミスは機材や補給品のパッキングやアトランティス号内を片づけて着陸に備えます。

ISSでは第4次長期滞在クルーコマンダーのユーリー・オヌフリエンコ、フライト・エンジニアのダニエル・バーシュとカール・ウォルツが4月18日午前3時(同4月18日午後5時)に起床しました。クルーは4月27日午前(同4月27日午後)に到着する予定のソユーズの乗員を迎える準備をしています。オヌフリエンコとウォルツとカールはソユーズ宇宙船に搭乗して、このソユーズと交替する新しいソユーズが結合する場所を空けるために、現在ソユーズが結合しているザーリャのドッキングポートから、「ピアース」(ロシアのドッキング室)に4月20日午前(同4月20日午後)に移動させる予定です。

アトランティス号のクルーは4月18日午後6時14分(同4月19日午前8時14分)に就寝し、4月19日午前2時(同4月19日午後4時)に起床して、大気圏再突入と着陸の準備に取りかかる予定です。

この次のステータスレポートは4月18日午後(同4月19日午前)、あるいは何かのイベントが発生した時点で発行する予定です。



出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts110/STS-110-20.html
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最終更新日:2002年 4月19 日

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