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NASAステータスレポート

飛行10日目(1)
STS-110NASAステータスレポート#18
ジョンソン宇宙センター
2002年 4月17日(水)午前 5時(米国中部夏時間)
2002年 4月17日(火)午後 7時(日本時間)



アトランティス号は本日国際宇宙ステーション(ISS)から分離する予定です。このミッションでは、ISSのトラス構造体の中心となる部材(S0(エスゼロ)トラス)をISSに取り付け、4回の船外活動を実施してこのS0トラスをISSに接続すると共に、その艤装をおこないました。

クルーの別れと両宇宙船間のハッチの閉鎖は、米国中部夏時間4月17日午前10時30分(日本時間4月18日午前0時30分)頃を予定しています。午後1時30分(日本時間4月18日午前3時30分)頃、アトランティス号の宇宙飛行士ジェリー・ロスがドッキング機構解除のコマンドを送信します。コマンドが送信されると、まずバネの力でアトランティス号はISSから分離します。約2フィート(約60cm)離れてドッキング装置の接触が解除されると、パイロットのスティーブ・フリックが制御用のジェットを噴射して、ゆっくりと遠ざかっていきます。

分離の約45分後、アトランティス号が450フィート(約137m)まで離れると、フリックはISSの周囲でアトランティス号を1周と4分の1周回させます。このフライアラウンドは4月17日午後2時16分(同4月18日午前4時16分)に開始し、約1時間かかる見込みです。アトランティス号はまずISSの上側に移動し、それからISSの後部、下部、そして出発点となったISSの前方に戻り、最後の4分の1周でISSの真上に到着します。フリックは4月17日午後3時15分(同4月18日午前5時15分)にアトランティス号のジェットを最後に噴射し、アトランティス号はISSから遠ざかって行きます。アトランティス号は4月19日午前11時26分(同4月20日午前1時26分)にケネディ宇宙センターに着陸する予定です。

アトランティス号はISSにS0トラスを残して行きます。S0トラスは今後ISSに国際パートナの実験棟を追加していくのに不可欠な冷却システムと電力システムを収容するトラスの最初の部材です。S0トラス上の全システムは、4月11日に「デスティニー」(米国実験棟)に取り付けられて以来良好に作動しています。

アトランティス号はこのほか、ISSのクルーがISSでの残りの数週間に使用する補給品や実験装置も運びました。第4次長期滞在クルーコマンダーのユーリー・オヌフリエンコとフライト・エンジニアのカール・ウォルツとダニエル・バーシュは、6月にスペースシャトル・エンデバー号で地球に帰還する予定です。

アトランティス号のコマンダー、マイケル・ブルームフィールド、フリック、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のエレン・オチョア、レックス・ウォルハイム、スティーブン・スミス、リー・モーリン、そしてロスは、フリックが10代の頃に演奏した曲「Noah」で起床しました。

この次のステータスレポートは4月17日午後(同4月18日午前)、または何かのイベントが発生した時点で発行する予定です。



出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts110/STS-110-18.html
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最終更新日:2002年 4月22日

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