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NASAステータスレポート

飛行4日目(1)
STS-110NASAステータスレポート#6
ジョンソン宇宙センター
2002年 4月11日(木)午前 4時30分(米国中部夏時間)
2002年 4月11日(木)午後 6時30分(日本時間)



本日、S0(エスゼロ)トラスが国際宇宙ステーション(ISS)に取り付けられることにより、研究活動の拠点の骨組み建設がいよいよ開始されます。S0トラスは、今後ISSに実験棟を増設するのに必要な冷却機能や電力を供給するものです。

アトランティス号のクルー、コマンダーのマイケル・ブルームフィールド、パイロットのスティーブ・フリック、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のレックス・ウォルハイム、エレン・オチョア、リー・モーリン、ジェリー・ロス、スティーブン・スミスは、カリフォルニア大学バークレイ校のバンドの演奏する同校の応援歌と、スタンフォード大学のバンドの演奏する「All Right Now」で、米国中部夏時間4月11日午前3時44分(日本時間4月11日午後5時44分)に起床しました。この2つの曲はオチョアが、クルー仲間のウォルハイムとスミスのためにリクエストしたものです。2人はこのライバル2校の卒業生です。

ISSでは第4次長期滞在クルーコマンダーのユーリー・オヌフリエンコとフライト・エンジニアのカール・ウォルツとダニエル・バーシュも、同時刻に目覚まし時計と似た音で起床しました。両クルーはISSに新しいセグメント(部材)を取り付ける作業を実施する準備にとりかかっています。

オチョアはバーシュとともに、4月11日午前5時(同4月11日午後7時)頃、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)にS0(エスゼロ)トラスを把持するコマンドを送ります。カナダアーム2はアトランティス号の貨物室からS0トラスを取り出し、「デスティニー」(米国の実験棟)上の把持機構(LCA: Lab Cradle Assembly)に暫定的に取り付けます。LCAは、S0トラスが今後4回実施される船外活動により恒久的に取り付けられるまで、緩めに取り付けておく役目を果たします。

最初の船外活動は本日、4月11日午前10時(同4月12日午前0時)頃に開始される予定です。スミスが赤いストライプの入った宇宙服を、ウォルハイムは真っ白な宇宙服を着用して、ISSの「クエスト」(エアロック)から船外へと出ていきます。準備作業が終わると、6時間半に及ぶ船外活動時間ではS0トラスを取り付ける4基の支柱のうちの2基をデスティニーに取り付け、またアビオニクストレイも取り付けます。このアビオニクストレイにはモービル・トランスポータ(MT:ISSロボットアームの台車)に接続される電力・データ伝送・流体ケーブルやアンビリカルシステムなどが取り付けられています。時間が許せば、スミスは打上げ時の固定用支持棒を取り外したり、S0トラス内部に入って2個のブレーカを取り付ける予定です。

オチョアとバーシュはウォルハイムをカナダアーム2に乗せて作業場所まで移動させます。ブルームフィールドとフリックはアトランティス号のロボットアームのカメラを使用して、船外活動の模様をビデオ撮影します。ロスは作業全体の指揮をとります。

この次のステータスレポートは4月11日の午後(同4月12日午前)、あるいは何かイベントが発生した時点で発行する予定です。



出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts110/STS-110-06.html
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最終更新日:2002年 4月12 日

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