飛行2日目(1)
STS-110NASAステータスレポート#2
ミッション・コントロール・センター
2002年 4月 9日(火)午前 5時30分(米国中部夏時間)
2002年 4月 9日(火)午後 7時30分(日本時間)
地球を1周する毎に国際宇宙ステーション(ISS)に約1,000マイル(約1,600km)づつ接近しながら、スペースシャトル・アトランティス号の乗員は水曜日(米国時間4月10日、日本時間4月11日)に予定しているISSとのドッキングの準備をしています。
本日は、ISSとのランデブーとドッキングに使用する機器をテストしたり、ISSの最初のトラス構造体となる中央部材(Sゼロトラス)の取付け準備をしたりしています。アトランティス号のロボットアームに電源を投入してテストし、宇宙服を点検し、ランデブー用にテレビカメラを準備し、アトランティス号のドッキング機構を使用できるようにします。ドッキングは米国中部夏時間4月10日午前11時6分(日本時間4月11日午前1時6分)を予定しています。アトランティス号の任務は長さ44フィート(約13.4m)のS0(Sゼロ)トラスをISSに取り付けることです。S0トラスはISSのトラス(桁)の中央部材であり、これまでに打ち上げられたISSの部材で最も複雑なものです。S0トラスには電気・コンピュータ・冷却装置の配線のほか、ロボットアームの移動に使用するレールなどのロボットアーム関連機器と航法装置が装備されています。
コマンダーのマイケル・ブルームフィールド、パイロットのスティーブ・フリック、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のエレン・オチョア、スティーブン・スミス、レックス・ウォルハイム、ジェリー・ロス、リー・モーリンは、バハ・メン(Baha
Men)の「The Best Years of Our Lives」の曲で、4月9日午前4時44分(同4月9日午後6時44分)に起床しました。
オチョアと、これまでの記録を破る7回目の宇宙飛行中のロスは、4月9日午前10時44分(同4月10日午前0時44分)頃にインディアナポリスの2つのテレビ局とAP通信のインタビューを受ける予定です。ロスはインディアナ州の出身です。本日午後遅くにアトランティス号の軌道制御システムエンジンを噴射してISSへ接近する速度を調節する予定です。これで予定どおり4月10日朝(同4月11日未明)にISSにドッキングできるようになります。
この次のステータスレポートは4月9日夜(同4月10日朝)、あるいは何かイベントが発生した時点で発行する予定です。
出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts110/STS-110-02.html
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最終更新日:2002年 4月10日
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