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飛行13日目(2) 突然滑走路の端で雨が降り始めたため最初の着陸機会を見送った後、STS-105のコマンダー、スコット・ホロウィッツはディスカバリー号のエンジンを噴射して降下を開始し、430万マイル(約692万km)に及ぶ飛行を完了しました。ディスカバリー号のミッドデッキには第2次長期滞在クルーのコマンダーであるユーリー・ウサチェフ、フライトエンジニアのジム・ヴォスとスーザン・ヘルムズたちが、重力の影響を和らげるようにデザインされたリクライニングシートに横たわっていました。 帰還後にいつもおこなわれる医学検査が終ると、STS-105のクルー、ホロウィッツ、パイロットのフレドリック・スターコウ、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のダニエル・バリー、パトリック・フォレスターは、第2次長期滞在クルーとともに家族と再会する予定です。全7人のクルーは木曜日、8月23日午後5時にヒューストンに戻り、エリントン空港での歓迎式典に臨む予定です。 軌道上での12日間に、STS-105の宇宙飛行士たちは、地球に帰還する第2次長期滞在クルーと、交代の第3次長期滞在クルーと共に、2トン以上の機材、食料、補給品などをディスカバリー号からISSに搬入しました。また、バリーとフォレスターは船外活動を2回実施し、ISSの今後の拡張作業に備えました。 一方、ISSでは第3次長期滞在クルーのコマンダーのフランク・カルバートソンと、ウラディミール・ジェジューロフ、ミハイル・チューリン両宇宙飛行士は、プログレス5の到着に備えています。プログレス5はISSの「ズヴェズダ」サービスモジュールの後部ドッキングポートに、明日8月23日午前5時(同8月23日午後7時)頃にドッキングする予定です。 STS-105が完了したので、次のNASAステータスレポートは、プログレス5のドッキング後に発行する予定です。
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