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NASAステータスレポート

飛行13日目(1)
STS-105 NASAステータスレポート#24
ジョンソン宇宙センター
2001年 8月 22日(水)午前5時30分(米国中部夏時間)
2001年 8月 22日(水)午後7時30分(日本時間)



ディスカバリー号のクルーは、地球に帰還する準備が整い、国際宇宙ステーション(ISS)上の新任の第3次長期滞在クルーは、明朝早く(日本時間8月23日午後)に到着するプログレス補給船を受け入れる準備が整っています。

ディスカバリー号は約1,300マイル(約2,100km)ほどISSの前方を飛行しており、90分で軌道を1周する毎に約50マイル(約80km)づつISSから遠ざかっています。ディスカバリー号の7人のクルー、コマンダーのスコット・ホロウイッツ、パイロットのパトリック・スターコウ、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のダニエル・バリーとパトリック・フォレスターは、地球に帰還する第2次長期滞在クルー、コマンダーのユーリー・ウサチェフ、フライトエンジニアのスーザン・ヘルムズとジム・ヴォスと供に、米国中部夏時間8月22日午前3時10分(日本時間8月22日午後5時10分)に起床しました。本日はフロリダのケネディ宇宙センターに着陸する機会は2回あります。フロリダの天気は依然として、本日の着陸に特に支障はなさそうですが、帰還時のフライトコントローラのチームは、着陸地点付近の雨の可能性について注目しています。

最初の着陸機会では午前10時37分(同8月23日午前0時37分)に軌道離脱噴射を実施し、午前11時46分(同8月23日午前1時46分)に着陸する予定です。ディスカバリー号はメキシコの南部を横切って降下し、カンペーチェ(Campeche)湾を横切り、ユカタン半島の北西の先端を通過してからメキシコ湾を横切り、フロリダ州の西海岸にたどり着きます。2回目の着陸機会では、軌道離脱噴射を午後0時17分(同8月23日午前2時17分)にを実施します。ディスカバリー号はメキシコの北部を横切り、ラレード付近のリオグランデ上空を通過して、メキシコ湾岸に沿って飛行し、フロリダ半島に午後1時23分(同8月23日午前3時23分)に着陸することになります。

ISSでは第3次長期滞在クルーのコマンダーであるフランク・カルバートソンと、ウラディミール・ジェジューロフ、ミハイル・チューリン両宇宙飛行士が真夜中(同8月22日午後2時)過ぎに起床してプログレス4の切り離しに取り掛かりました。この宇宙船は、8月22日午前4時24分(同8月22日午後6時24分)に分離され、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたプログレス5宇宙船がドッキングするための場所が確保されました。プログレス5は、ISSの「ズヴェズダ」サービス・モジュールの後部に8月23日午前5時(同8月23日午後7時)にドッキングする予定です。

プログレス4は去る5月22日に、機材、食料、燃料、予備のコンピュータ部品などを搭載してISSにドッキングしました。荷おろしが終ると今度はゴミが詰め込まれました。午前1時(同8月22日午後3時)直前にモスクワのミッションコントロール・センターから、切り離しのコマンドが送信され、およそ3分後にプログレス4はスプリングの力でISSから切り離され、それから3分後には、ISSから遠ざかる速さを加速するために、プログレスのジェットが噴射されました。午前4時(同8月22日午後6時)頃に軌道離脱噴射コマンドが送信されてプログレスは降下を開始し、地球の大気圏内で燃え尽きました。

ディスカバリー号は平均高度約240マイル(約386km)の軌道を、90分で周回しています。ディスカバリー号とISSのシステムはすべて良好に作動しています。

次のステータスレポートはディスカバリー号の着陸後、または何かイベントが発生した際に発行する予定です。



出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts105/STS-105-24.html
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最終更新日:2001年 8月23日

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