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NASAステータスレポート

飛行12日目(1)
STS-105 NASAステータスレポート#22
ジョンソン宇宙センター
2001年 8月 21日(火)午前5時(米国中部夏時間)
2001年 8月 21日(火)午後7時(日本時間)



スペースシャトル・ディスカバリー号は国際宇宙ステーション(ISS)の前方500マイル(約800km)付近を飛行しており、地球を1周する毎に50マイル(約80km)づつISSから遠ざかっています。STS-105のクルーと地球に帰還する第2次長期滞在クルーのメンバーたちは、フロリダ州のケネディ宇宙センターに水曜日(日本時間木曜日の早朝)に着陸するための準備をしています。

ディスカバリー号のコマンダーであるスコット・ホロウィッツ、パイロットのフレドリック・スターコウ、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のパトリック・フォレスターとダニエル・バリー、それに第2次長期滞在クルーのコマンダーであるユーリー・ウサチェフとジム・ヴォス、スーザン・ヘルムズ両宇宙飛行士は、ヒューストンの訓練チームのリクエストによるジェリー・リード(Jerry Reed)の演奏する「East Bound and Down(東に向かって降りる)」の曲で米国中部夏時間8月21日午前3時10分(日本時間8月21日午後5時10分)に起床しました。

本日は、ディスカバリー号では明日の帰還に備えて、宇宙飛行士たちが軌道上での作業で使用した機材を片づけたり、ディスカバリー号の着陸システムの点検をしたりする予定です。ホロウイッツ、スターコウ、バリーは、大気圏降下中にスペースシャトルの飛行を制御する、方向舵や昇降舵となどの飛行制御翼の点検作業をおこないます。これは、着陸1日前に標準的におこなわれている作業です。

本日遅くには、地球に帰還する第2次長期滞在クルーが大気圏突入時に使用する特別なリクライニングシートを、ディスカバリー号のミッドデッキに取り付けます。このシートは5ヶ月以上も宇宙に滞在していたクルーへ再突入時に加わる力を和らげるように工夫されています。

第3次長期滞在クルーのフランク・カルバートソン、ウラディミール・ジェジューロフ、ミハイル・チューリンは8月21日午前0時30分(同8月21日午後2時30分)に起床し、ISSで自分たちだけで過ごす最初の1日が始まりました。本日は、STS-105ミッションで運んだデスティニー実験棟用の2台の科学研究ラックのうちの1台(Expressラック 4)の起動、運動(エクササイズ)、木曜日の朝(同木曜日の夜)にISSに到着するロシアの無人の補給用宇宙船プログレス5からの荷下ろし作業手順の点検、などの作業を予定しています。

また、現在ISSの「ズヴェズダ」モジュールの後部に結合しているプログレス補給船を、そのハッチを閉鎖するのに先立ち、起動しました。このプログレス4は、8月22日午前1時(同8月22日午後3時)にISSから切り離す予定です。燃料、食料、機材などを搭載した新しいプログレス補給船、プログレス5は、本日、8月21日午前4時24分(同8月21日午後6時24分)に、ソユーズロケットで、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。ISSには、8月23日午前5時(同8月23日午後7時)頃にドッキングする予定です。

ディスカバリー号は平均高度240マイル(386km)の軌道を、90分で周回しています。ディスカバリー号とISSのシステムは良好に作動しています。次のステータスレポートは本日、8月21時午後6時(同8月22日午前8時)頃、あるいは何かイベントが発生した際に発行する予定です。



出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts105/STS-105-22.html
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最終更新日:2001年 8月22日

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