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NASAステータスレポート

飛行11日目(2)
STS-105 NASAステータスレポート#21
ジョンソン宇宙センター
2001年 8月 20日(月)午後6時(米国中部夏時間)
2001年 8月 21日(火)午前8時(日本時間)



第2次長期滞在クルーを交えたディスカバリー号の宇宙飛行士たちは、1週間を越える共同作業を終えて、国際宇宙ステーション(ISS)と第3次長期滞在クルーに別れを告げ、米国中部夏時間8月20日午前9時52分(日本時間8月20日午後11時52分)にISSとの結合を解除しました。フランク・カルバートソン、ウラディミール・ジェジューロフ、ミハイル・チューリンは、これから4ヶ月のISSでの活動にじっくりと取り組みます。

最後に別れを告げ、8月20日午前7時(同8月20日午後9時)にハッチを閉鎖した後、両宇宙船の間の気密の漏れがないかをチェックしました。パイロットのフレドリック・スターコウが操縦するディスカバリー号は、ゆっくりとISSから約450フィート(約137m)付近まで後退しました。その時点でスターコウは写真撮影をしたり、ユーリー・ウサチェフ、ジム・ヴォス、スーザン・ヘルムズたちが、5ヶ月半にわたり滞在した家を最後に見ることができるように、ISS周囲の「周回飛行(fly-around)」を実施しました。

ISSに機材、補給品、2台の科学研究ラックを運んできた多目的補給モジュール「レオナルド」も、1トン以上の機材や実験装置、第2次長期滞在クルーの私物、不要となったハードウエアなどを搭載してディスカバリー号とともに地球に帰ってきます。

さらに、ISSから分離した後ディスカバリー号のクルーは、シンプルサット(Simplesat)と呼ばれる、市販の安価なハードウエアの宇宙利用について調査する、小型の人工衛星を放出しました。この衛星はGPSを利用した姿勢制御と、自由飛行状態の衛星の指向方向の制御を実証することを目的としています。この衛星は、シャトルの貨物室後方の容器内からスプリングの力で放出されました。

火曜日(同水曜日)は、水曜日(同木曜日早朝)に予定しているケネディ宇宙センターへの着陸の準備として、ディスカバリー号内部の片づけや、着陸用機器の点検に専念する予定です。着陸は8月22日正午(同8月23日午前2時)前を予定していますが、天候は良好と予想され、風は弱く、降雨の可能性もほんの少ししかありません。

一方、カザフスタンの砂漠の草原には、明日8月21日午前4時24分(同8月21日午後6時24分)に無人のプログレス補給船を打ち上げるソユーズロケットの準備が整っています。これはISSに向けて打ち上げられる5番目のプログレス補給船であり、現在ISSの「ズヴェズダ」モジュールに結合しているプログレス補給船が切り離されて地球の大気圏内で焼失する翌日の木曜日、8月23日午前5時(同8月23日午後7時)過ぎにISSにドッキングする予定です。

2機の宇宙船はわずかに異なる軌道を飛行しており、90分で地球を周回しています。全ての機器の状態は良好です。次のステータスレポートは8月21日午前6時(同8月21日午後8時)頃、あるいは何かイベントが発生した際に発行する予定です。



出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts105/STS-105-21.html
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最終更新日:2001年 8月21日

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