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飛行10日目(2) ディスカバリー号とISSに搭乗している10人の宇宙飛行士たちは、お別れのセレモニーと明日8月20日午前7時(同8月20日午後9時)に予定されているハッチの閉鎖を前にして、最後の一晩を一緒に過ごしています。起床時間は、ハッチ閉鎖前の午前4時40分(同8月20日午後6時40分)を予定しています。 「レオナルド」はおよそ7,000ポンド(約3,150kg)の、機材、補給品、2台の科学研究ラックなど、第3次長期滞在クルーのコマンダーであるフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、フライト・エンジニアのミハイル・チューリンが使用する物品を運んできました。「レオナルド」は、イタリア宇宙庁から提供された、ISSへの物資補給用の3台の与圧補給モジュールの1つですが、その2度目のISS訪問の役目を終えました。 パトリック・フォレスター宇宙飛行士は、ハイテクを駆使して作られた多目的補給モジュール「レオナルド」を慎重に移動させて、8月19日午後2時15分(同8月20日午前4時15分)にディスカバリー号の貨物室に収容しました。フォレスターとダニエル・バリーが、予備の機器や科学実験設備をISSの外壁に取り付けた船外活動時に、ロボットアームを操作していたディスカバリー号のコマンダーであるスコット・ホロウィッツの支援を受けながら、この作業中フォレスターはロボットアームを操作しました。 ディスカバリー号がISSから分離すると、パイロットのフレデリック・スターコウは約400フィート(約120m)離れてISSの周りを周回(fly around)します。そして、8月20日午前11時(同8月21日午前1時)過ぎにスラスタを噴射し、ISSから遠ざかって行きます。水曜日の午後(同木曜日の早朝)ディスカバリー号は第2次長期滞在クルーのユーリー・ウサチェフ、ジム・ヴォス、そしてスーザン・ヘルムズを乗せてケネディ宇宙センターに帰還する予定です。彼ら3名は去る3月8日にケネディ宇宙センターを発ち、167日間の宇宙滞在の後に帰還することになります。 一方、ロシアの宇宙関係者は、新しいプログレス補給船をISSに向けて8月21日午前4時24分(同8月21日午後6時24分)に打ち上げ、木曜日早く(同8月23日(木)の夜)に自動ドッキングするための、準備に着手しました。 このプログレス補給船は、新任の第3次長期滞在クルーのための、食料や機材などの補給品を搭載して行きます。現在「ズヴェズダ」サービスモジュールに結合しているプログレス補給船は、水曜日に切り離されて、地球の大気圏に再突入して焼失させます。 ディスカバリー号とISSは正常な状態で、平均高度246マイル(約395.8km)の軌道を90分で周回しています。次のステータスレポートは8月20日午前6時(同8月20日午後8時)頃、あるいは何かイベントが発生した際に発行する予定です。
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