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NASAステータスレポート

飛行10日目(1)
STS-105 NASAステータスレポート#18
ジョンソン宇宙センター
2001年 8月 19日(日)午前5時30分(米国中部夏時間)
2001年 8月 19日(日)午後7時30分(日本時間)



本日、ディスカバリー号と国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗している、米国とロシアの10人の宇宙飛行士たちは、地球に持ち帰るために多目的補給モジュール「レオナルド」をISSの「ユニティ」モジュールから取り外して、ディスカバリー号の貨物室に再び収容する予定です。

ディスカバリー号のクルーは、地球に戻る第2次長期滞在クルーのメンバーと共に、米国中部夏時間8月19日午前4時(日本時間8月19日午後6時)過ぎに、ジム・ヴォスに夫人から贈られた、ドリフターズ(Drifters)の演奏する「Under the Boardwalk」の曲で起床しました。

「レオナルド」は、第3次長期滞在クルーのコマンダーであるフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、フライトエンジニアのミハイル・チューリンが使用する、約7,000ポンド(約3,150kg)の機材、補給品、2台の科学実験ラックなどを運んできました。「レオナルド」は、イタリア宇宙庁から提供された、ISSへの物資補給用の3台の与圧補給モジュールの1つですが、その2度目の役目を終えようとしています。

本日午後0時30分(同8月20日午前2時30分)前に、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のパトリック・フォレスターは、ディスカバリー号のロボットアームを操作して、「レオナルド」をISSから取り外してディスカバリー号へと移動させる、1時間に及ぶ作業を開始する予定です。今回2度実施した船外活動でロボットアームを操作した、ディスカバリー号のコマンダーであるスコット・ホロウイッツがこの作業をバックアップします。今回のミッションの船外活動では、フォレスターとダニエル・バリーが、ISS組立作業上重要な予備の装置と科学機器を、ISSの外部に取り付けました。

昨夜、フライトコントローラたちはクルーメンバーの飛行計画を改訂し、本日午後に「レオナルド」がディスカバリー号の貨物室に収容された後に、自由時間を持てるようにしました。明朝7時(同8月20日午後9時)にディスカバリー号とISS間のハッチが最終的に閉鎖される予定ですが、本日は、その前に予定されている、ISSの第2次長期滞在クルーと第3次長期滞在クルーの間でおこなわれる、引継に関する最後の打合わせが大きなイベントとなります。ディスカバリー号は8月20日午前9時52分(同8月20日午後11時52分)にISSから分離して、水曜日の午後(同木曜日の早朝)にケネディ宇宙センターに着陸する予定です。第2次長期滞在クルーのコマンダーであるユーリー・ウサチェフとヴォス、それにスーザン・ヘルムズは167日に及ぶ宇宙での滞在を終了することになります。

一方、ロシアの宇宙関係者は、新しいプログレス補給船をISSに向けて8月21日午前4時24分(同8月21日午後6時24分)に打ち上げ、木曜日早く(同8月23日(木)の夜)にドッキングするための準備に着手しました。 このプログレス補給船は、新任の第3次長期滞在クルーのための、食料や機材などの補給品を搭載して行きます。現在「ズヴェズダ」サービスモジュールの後部に結合しているプログレス補給船は、水曜日に切り離されて、地球の大気圏に再突入して焼失させます。

ディスカバリー号とISSは正常な状態で、平均高度246マイル(約395.8km)の軌道を90分で周回しています。次のステータスレポートは8月19日午後6時(同8月20日午前8時)頃、あるいは何かイベントが発生した際に発行する予定です。



出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts105/STS-105-18.html
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最終更新日:2001年 8月20日

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