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NASAステータスレポート

飛行8日目(1)
STS-105 NASAステータスレポート#14
ジョンソン宇宙センター
2001年 8月 17日(金)午前5時30分(米国中部夏時間)
2001年 8月 17日(金)午後7時30分(日本時間)



本日は、ディスカバリー号と国際宇宙ステーション(ISS)の米国とロシアの10人の宇宙飛行士たちは、多目的補給モジュール「レオナルド」内で、地球に持ち帰る装置や廃棄物、第2次長期滞在クルーの私物などを搬入する作業を引き続きおこなう予定です。

第2次長期滞在クルーのコマンダーであるユーリー・ウサチェフ、フライトエンジニアのジム・ヴォスとスーザン・ヘルムズは、第3次長期滞在クルーへの引き継ぎの打ち合わせをおこなう予定です。ISSの新しいコマンダーのフランク・カルバートソンと、ロシアの宇宙飛行士ミハイル・チューリンとウラディミール・ジェジューロフは、ISSの住人となりました。ISSで5ヶ月以上を過ごした第2次長期滞在クルーのメンバーは、来週ディスカバリー号で地球に帰る予定です。

ディスカバリー号では、コマンダーのスコット・ホロウイッツ、パイロットのフレドリック・スターコウと、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のパトリック・フォレスターとダニエル・バリーが、第2次長期滞在クルーのメンバーとともに、フォレスターの息子さんたち、パトリックとアンドルーが演奏する「Time Bomb(時限爆弾)」の歌で、米国中部夏時間8月17日午前4時10分(日本時間8月17日午後6時10分)に起床しました。

昨日は、バリーとフォレスターは船外活動を実施し、初期アンモニア充填装置や一組の実験装置をISSに取り付けましたが、本日は、続いて土曜日(同日曜日早朝)に実施する予定の2回目の船外活動の手順を再確認したり、このとき使用する工具を点検する予定です。この船外活動は、来年ISSに取り付ける予定のトラス構造体の、ヒータ用電力ケーブルを取り付けることを目的としています。

ホロウイッツとスターコウはこのミッションで2回目のリブーストを今朝実施する予定で、これによりISSの軌道高度は約2マイル(約3.2km)高くなる予定です。ディスカバリー号とISS上の3人の宇宙飛行士は、午前11時15分(同8月18日午前1時15分)から、モスクワ郊外のロシアのミッションコントロールセンターに集まった、ロシアの記者からのインタビューを受ける予定です。それから2時間15分後に、軌道常のクルーメンバー10人が、NASAのセンターの米国の記者との会見に臨みます。午後3時(同8月18日午前5時)にはクルーメンバーが集合し、第2次長期滞在クルーのコマンダーであるウサチェフから第3次長期滞在クルーのコマンダーであるカルバートソンに、ISSの指揮権を引き渡すセレモニーをとりおこなう予定です。公式には、指揮権の引き渡しは、ISSに結合していて帰還用の宇宙船となるソユーズの特別あつらえのシートライナー(シートの内張り)を、去る月曜日の午後遅くに交換したときにおこなわれたことになります。

ディスカバリー号とISSは良好な状態で、平均高度244マイル(約393km)の軌道を90分で周回しています。次のステータスレポートは午後6時(同8月18日午前8時)頃、あるいは何かイベントが発生したときに発行する予定です。



出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts105/STS-105-14.html
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最終更新日:2001年 8月20日

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