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NASAステータスレポート

飛行6日目(1)
STS-105 NASAステータスレポート#10
ジョンソン宇宙センター
2001年 8月 15日(水)午前5時30分(米国中部夏時間)
2001年 8月 15日(水)午後7時30分(日本時間)



ディスカバリー号の宇宙飛行士たちは、米国中部夏時間8月15日午前4時(日本時間8月15日午後6時)過ぎに、パイロットのフレデリック・スターコウに夫人から贈られた、アーロン・ティッピン(Aaron Tippin)のカントリーウエスタン「Big Boy Toys」で起床しました。

このウェイクアップコールで本日の作業が始まりました。本日は、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のダニエル・バリーとパトリック・フォレスターがこの飛行で2回実施する予定の船外活動のうち、第1回目の作業準備を行ったりします。

クルーはまた、ディスカバリー号からISSへの機材や補給品の搬入や、不要品をISSから多目的補給モジュール「レオナルド」に搬入するなどの、補給関連の作業もおこないます。「レオナルド」は、去る月曜日にISSに取り付けられました。「レオナルド」に搭載されていた、米国の実験棟デスティニー用の2台の科学実験装置ラックを初め7,000ポンド(約3,150kg)におよぶ物資は、すでにISSに搬入されています。

スターコウは、バリーとフォレスターが、明日(同金曜日早朝)ディスカバリー号の船外で6.5時間にわたり実施する予定の船外活動で使用する、宇宙服や工具を点検するのをサポートします。この船外活動では初期段階のアンモニア貯蔵・充填タンク(EAS)をP6トラスに取り付けます。EASにはISSの冷却システムで必要になった時に使えるように予備のアンモニア(冷媒)が充填されています。また、各種材料のサンプルを宇宙空間に曝露する実験装置もISSに取り付ける予定です。これらのサンプルは、分析に供するために約1年後に地球に持ち帰る予定です。

土曜日(同日曜日早朝)に予定している2回目の船外活動もバリーとフォレスターが実施します。この船外活動では、来年ISSに取り付ける予定のトラス構造体のヒータ電力ケーブルを取り付けます。

ディスカバリー号とISS間のハッチは明日の船外活動に備えて8月15日午後4時30分(同8月16日午前6時30分)に閉鎖される予定です。

本日早くに、ロシアのフライト・コントローラは、「ズヴェズダ」サービスモジュールのコンピュータのソフトウエアを、新しいバージョンのものと入れ替えました。これは、ロシアのドッキングコンパートメントが来月ISSに到着するための準備として行われた作業です。このドッキングコンパートメントは、ロシアの宇宙船がやってきたときの新しいドッキングポートとなるものです。

また、第3次長期滞在クルーの使用する補給品や機材を搭載した、新しい無人のプログレス補給船の打上げ準備も、来週の打ち上げに向けて予定どおり進んでいます。プログレス補給船はカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から8月21日に打ち上げられ、8月23日にISSにドッキングする予定です。

ディスカバリー号とISSは、検討すべき問題もなく、平均高度244マイル(約393km )の軌道を90分で周回しています。次のステータスレポートは午後6時(8月16日午前8時)ころ、あるいは何かイベントが発生したときに発行する予定です。



出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts105/STS-105-10.html
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最終更新日:2001年 8月16日

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