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NASAステータスレポート

飛行4日目(1)
STS-105 NASAステータスレポート#6
ジョンソン宇宙センター
2001年 8月 13日(月)午前5時30分(米国中部夏時間)
2001年 8月 13日(月)午後7時30分(日本時間)



ディスカバリー号と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、米国中部夏時間8月13日午前4時30分(日本時間8月13日午後7時30分)少し前に、ロッシーニの「セビリアの理髪師」の序曲で起床しました。この曲は第3次長期滞在クルーのミハイル・チューリンに贈られたもので、チューリンはコマンダーのフランク・カルバートソンやパイロットのウラディミール・ジェジューロフとともに、本日ISSに移住する予定です。

第2次長期滞在クルーのコマンダーであるユーリー・ウサチェフ、フライト・エンジニアのジム・ヴォスとスーザン・ヘルムズ用に作られていた、ソユーズ宇宙船の座席の内張りと、自分たち用のものとの交換が完了すると、カルバートソンとジェジューロフ、そしてチューリンはISSの3期目の住人となり、ウサチェフ、ヴォス、ヘルムズはディスカバリー号のクルーに合流します。

ソユーズ宇宙船は、ISSから脱出しなければならないような事態が発生したときに、クルーの地球への帰還用の乗物となるものです。

ウサチェフからカルバートソンへの指揮権の委譲は、公式には、8月20日にディスカバリー号がISSから分離する直前に行われる予定です。

クルーの移住が完了すると、新しい住人は去りゆく住人との全般にわたる引継ぎ作業を始めます。ISSのシステムについての説明を受けたり、内部の機器やコンピュータの構成がどうなっているのかや、ISSでの最初の日々に実施する作業の手順などについての説明を受けたりする予定です。

ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のパトリック・フォレスターは、ディスカバリー号のロボットアームでイタリアが製作した多目的補給モジュール「レオナルド」を、ディスカバリー号の貨物室からISSのユニティ・モジュールの地球側のドッキングポートに移動します。「レオナルド」からは、到着したばかりの第3次長期滞在クルーが使用する、3トン以上の補給品や機材がISSに搬入されます。「レオナルド」には科学実験装置のラックも搭載されており、これにより今後数ヶ月間のISSにおける科学研究活動が、大幅に充実されることになります。

本日は、その他の機器もディスカバリー号のミッドデッキロッカーからISSに搬入される予定です。

結合した2つの宇宙船は良好な状態で、平均高度244マイル(約393km)の地球軌道を90分で周回しています。次のステータスレポートは本日午後6時(同8月14日午前8時)頃、又は何かイベントが発生したときに発行する予定です。



出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts105/STS-105-06.html
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最終更新日:2001年 8月14日

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