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NASAステータスレポート

飛行2日目(2)
STS-105 NASAステータスレポート#3
ジョンソン宇宙センター
2001年 8月 11日(土)午後7時(米国中部夏時間)
2001年 8月 12日(日)午前9時(日本時間)



本日、国際宇宙ステーション(ISS)の次期の滞在クルーを交えた、スペースシャトル・ディスカバリー号の7人の搭乗員は、宇宙で過ごす最初の丸1日を、明日に予定しているISSへの到着の準備作業をして過ごしました。

コマンダーのスコット・ホロウィッツ、パイロットのフレデリック・スターコウ、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のパトリック・フォレスター、そしてダニエル・バリーは、第3次長期滞在クルーのコマンダーであるフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、フライト・エンジニアのミハイル・チューリンと供に、ディスカバリー号のシステムや航法機器、ドッキング機構などを、ISSとのドッキングに備えて点検しました。

ドッキングは、オーストラリアの北西のインド洋上空、インドネシアのジャワ島のすぐ南を飛行中の、米国中部夏時間8月12日午後1時38分(日本時間8月13日午前3時38分)に予定されています。

フォレスターとホロウィッツは、ディスカバリー号の50フィート(約15m)のロボットアームの電源をオンにして伸展し、点検しました。このロボットアームは、フォレスターが、食料や補給品を搭載した多目的与圧補給モジュール「レオナルド」を、ディスカバリー号の貨物室からISSに移動したり、来週2回実施することが予定されている船外活動の際に、ホロウィッツが、バリーとフォレスターをISSの周囲で移動させるために使われます。

さらに、バリーとフォレスターは、明日のISSへの接近の最終段階で、ディスカバリー号とISS間の距離や接近速度を計るために使用する機器のテストもおこないました。ディスカバリー号のドッキング機構も点検し、ISSのデスティニー実験モジュールの前方に取り付けられたドッキングポートとの結合の準備が整っていることを確認するために、外側のドッキングリングを伸展しました。

バリーとフォレスターは、来週に2回の実施が予定されている船外活動に使用する宇宙服のテストをおこなう予定です。この船外活動では予備の冷媒貯蔵タンクや、来年ISSに取り付ける予定の大型のトラス構造体のヒータ電源用ケーブルを、ISSに取り付ける予定です。

クルーは午後9時(同8月12日午前11時)過ぎからの8時間の睡眠時間に先立ち、数時間の自由時間を愉しみました。

ISSでは、第2次長期滞在クルーのコマンダーであるユーリー・ウサチェフとフライト・エンジニアのジム・ヴォス、それにスーザン・ヘルムズが、私物の片づけをし、交代要員のカルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、フライト・エンジニアのミハイル・チューリンが明日到着するのに備えて、ISS内のシステムを整えました。本日は第2次長期滞在クルーが宇宙で迎える156日目です。

ISS指揮の権限は、8月20日にディスカバリー号がISSから分離する数時間前に、ウサチェフからカルバートソンへ公式に委譲されるのですが、ISSのクルーメンバーの交代は8月13日の月曜日におこなわれる予定です。

約7,000ポンド(約3,150kg)に及ぶ食料や補給品、第3次長期滞在クルーの私物などは、イタリアが製作した多目的補給モジュール「レオナルド」に搭載されています。

「レオナルド」がISSに取り付けられて積み荷が降ろされると、ISSでは不要となった装置や第2次長期滞在クルーの衣服やゴミなどが、地球に持ち帰るために詰め込まれます。

ディスカバリー号は良好な状態で周回しており、フライトコントロール・チームが抱えている問題はありません。この次のステータスレポートは日曜日の朝、クルーの起床後に、又は何かイベントが発生したときに発行する予定です。



出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts105/STS-105-03.html
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最終更新日:2001年 8月14日

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