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飛行1日目 ISSがメキシコとグアテマラ国境の南西の太平洋上空を飛行しているころ、ディスカバリー号は日曜午後(日本時間月曜早朝の)ランデブーとドッキングを目指して、ケネディ宇宙センターの39-A発射台から、米国中部夏時間8月10日午後4時10分(日本時間8月11日午前6時10分)に打ち上げられました。 ディスカバリー号にはコマンダーのスコット・ホロウィッツ、パイロットのフレデリック・スターコウ、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のパトリック・フォレスター、ダニエル・バリーが、第3次長期滞在クルーのコマンダーであるフランク・カルバートソン、パイロットのウラディミール・ジェジューロフ、フライト・エンジニアのミハイル・チューリンとともに搭乗しています。第3次長期滞在クルーは、第2次長期滞在クルーのコマンダーであるユーリー・ウサチェフ、フライト・エンジニアのジム・ヴォスとスーザン・ヘルムズと交代します。第2次長期滞在クルーはディスカバリー号が打ち上げられる頃には宇宙での滞在が155日間になろうとしていました。 飛行を開始してから9分も経たないうちに、ディスカバリー号は初期の軌道に投入され、軌道上の作業開始の指示がなされる前にも、クルーは貨物室のドアを開く準備を開始していました。この飛行は今年6回目のスペースシャトルの飛行です。 ディスカバリー号のクルーは、それからの数時間で機材の荷ほどきをしたり、コンピュータを立ち上げたり、国際宇宙ステーション(ISS)に向かうための、一連の軌道制御用エンジン噴射の1回目を実施したりします。そして午後11時(同8月11日午後1時)過ぎに8時間の睡眠に入り、8月11日午前7時15分(同8月11日午後9時15分)に起床し、宇宙で過ごす最初の丸1日の作業を開始する予定です。明日は、日曜日に予定しているランデブーとドッキング、それに8日間におよぶ第2次長期滞在クルーとの共同作業の準備が行われる予定です。第2次長期滞在クルーとの作業で最も重要なのはウサチェフからカルバートソンへの、ISSの指揮権の公式な引き渡しです。 ISS上ではウサチェフ、ヴォス、ヘルムズがこの2週間程、ディスカバリー号で地球に帰るための荷造りをしたり、8月12日午後1時30分(同13日午前3時30分)頃にお客様を迎えるための片づけをしたりしてきました。 ディスカバリー号は軌道傾斜角51.6度の軌道に乗っており、全てのシステムは正常に作動しています。 次のSTS-105ステータスレポートは土曜日の朝(同土曜日の午後)、ディスカバリー号のクルーの起床後に発行する予定です。
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