船外活動(EVA:Extravehicular
Activity) |
| ISS組立のためには合計1260時間、米国の宇宙服を着て行う船外活動(EVA:Extravehicular
Activity)だけでも約960時間、さらにロシアの宇宙服を着て行うEVAも 300時間以上が必要と見積もられています。EVAによる作業はISSの組立、保全には欠かせないものとなっています。
7A.1フライトでは、2回のEVAを、飛行7日目と9日目に行う予定です。 予定されている各船外活動の概要は次のとおりです。
| 第1回船外活動(飛行7日目) |
クルー:ダニエル・バリー、パトリック・フォレスター 作業内容: 初期アンモニア充填装置(EAS:Early
Ammonia Servicer)をP6トラスに取り付ける作業と、MISSEと呼ばれる実験装置2つをエアロックに取り付ける作業を行います。
(1)EAS取り付け
- EASを船外機器キャリア(ICC: Integrated Cargo Carrier)に固定しているボルトを取り外します。
- ディスカバリー号のロボットアームで移動されたEASをP6トラスの所定の位置にボルトで固定します。
- EASとZ1トラスとの間にEASにヒータ電力を供給する配線を接続します。
(2)MISSE取り付け
- (MISSEを収納した)PECをICCに固定している機構を取り外します。
- PECを宇宙服にテザー(物をつなぎ止めるためのベルト)で取り付けて、
ディスカバリー号のロボットアームにつかまって、エアロック「クエスト」までPECを運びます。
- 「クエスト」の先端部と高圧ガスタンクのハンドレールにPECを1個ずつ取り付けた後、PECを開いてMISSEのサンプル試料を宇宙空間に曝露させます。
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| STS-76で同じ実験装置をミール宇宙ステーションに取り付けた際の状況 |
| 第2回船外活動(飛行9日目) |
クルー:ダニエル・バリー、パトリック・フォレスター 作業内容: 2002年2月に予定されている8AフライトでS0トラスを取り付けて起動する
までの間、S0トラスにヒータ電力を供給するための電力ケーブル2本を、デスティニー の外壁の両側に取り付けます。 - 電力ケーブルを収納した運搬用バッグをデスティニーに仮置きします。
- デスティニーの右舷と左舷の長軸に沿って、右舷に6個、左舷に5個の軌道上取り付け型ハンドレールを取り付けます。
- 運搬用バッグから電力ケーブルを繰り出し、ハンドレールに沿って取り付けて、ケーブル先端のコネクタをデスティニー前方の電力供給用コネクタに接続します。
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