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NASAステータスレポート

飛行13日目(1)
STS-100 NASAステータスレポート#25
ジョンソン宇宙センター
2001年 5月 1日(火)午前 5時(米国中部夏時間)
2001年 5月 1日(火)午後 7時(日本時間)

 

ケネディ宇宙センターは雲に覆われてにわか雨や突風が観測されていると報告され、気象予報官は本日も明日も同様であると予報している情況下、フライト・コントローラはエンデバー号をエドワーズ空軍基地に着陸させる方向に傾いています。

フロリダにエンデバー号を着陸させる最初の機会はすでに逃していますが、フライト・コントローラは2番目で最後の機会にケネディ宇宙センターに着陸させる計画は捨ててはいません。しかし、スペースクラフトコミュニケータ(エンデバー号との交信担当官)は、もしフロリダに着陸できなければ本日エドワーズ空軍基地に着陸することになるだろうと、エンデバー号に伝えました。

本日エドワーズ空軍基地に着陸する機会は2回あります。最初の機会では米国中部夏時間5月1日午前10時3分(日本時間5月2日午前0時3分)に軌道離脱噴射を実施し、午前11時11分(同5月2日午前1時11分)に着陸します。2番目の機会では、それぞれ午前11時39分(同5月2日午前1時39分)と午後0時47分(同5月2日午前2時47分)の予定です。

エンデバー号は4月19日に打ち上げられ、従来よりも高機能で強力なロボットアーム「カナダアーム2」を国際宇宙ステーション(ISS)に運びました。また6,000ポンド以上の機材や補給品も運びましたが、その大半はイタリアが開発した補給モジュール「ラファエロ」で運ばれました。米国の実験棟デスティニーに取り付けた2台の科学実験ラックもラファエロに搭載された荷物の一部です。

エンデバー号のクルー、コマンダーのケント・ロミンガー、パイロットのジェフリー・アッシュビー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)でカナダ宇宙庁のクリス・ハドフィールド、ジョン・フィリップス、スコット・パラジンスキー、ヨーロッパ宇宙機関のウンベルト・ギドーニ、そしてロシアの宇宙飛行士ユーリー・ロンチャコフは、スパンダー・バレエ(Spandau Ballet)の演奏する「真実(Truth)」で4月30日午後11時48分(同5月1日午後1時48分)に起床しました。この曲はロミンガーに家族から贈られたものです。

次のステータスレポートはエンデバー号の着陸後に発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts100/STS-100-25.html
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最終更新日:2001年 5月 2日

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