このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
 
JAXAトップページへ
 JAXAトップページへ宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターサイトマップ
 
NASAステータスレポート

飛行11日目(2)
STS-100 NASAステータスレポート#22
ジョンソン宇宙センター
2001年 4月 29日(日)午後 4時(米国中部夏時間)
2001年 4月 30日(月)午前 6時(日本時間)

 

オーストラリア東方の西太平洋240マイル(約386km)上空を飛行中の、米国中部夏時間4月29日(日)午後0時34分(日本時間4月30日午前2時34分)に、エンデバー号は国際宇宙ステーション(ISS)から、ドッキングモジュールのスプリングの働きによりゆっくりと離れていきました。

パイロットのジェフリー・アッシュビーがエンデバー号をゆっくりと後退させている間に、コマンダーのケント・ロミンガーと第2次長期滞在クルーのフライト・エンジニアのスーザン・ヘルムズは、エンデバー号の地球への無事の帰還と、ISSクルーが安全な飛行を続けるようにとの願いを込めて、最後の挨拶をかわしました。エンデバー号がISSから450フィート(約137m)離れると、アッシュビーはISSの周囲を4分の3周するフライアラウンドを開始し、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のユーリー・ロンチャコフはエンデバー号の貨物室内の大型フィルムのIMAXカメラを作動させて、ISSの撮影を始めました。

午後1時28分(同4月30日午前3時28分)にフライアラウンドが終了すると、アッシュビーはエンデバー号のエンジンを最後に噴射してISSから遠ざかっていきました。現在ISSは、MSのスコット・パラジンスキーとクリス・ハドフィールドが2回の船外活動で取り付けた、カナダ製のロボットアームと通信アンテナを装備しています。8日間の共同作業の間に、3トン以上の補給品、機材、科学実験装置などがISSに搬入されました。

ISS上では第2次長期滞在クルーのコマンダーのユーリー・ウサチェフとフライト・エンジニアのジム・ヴォス、スーザン・ヘルムズが、忙しかった1週間から開放されて、本日の午後はしばしの休息をとることにしています。月曜日の早朝にはソユーズ宇宙船がドッキングするのを支援する予定です。このソユーズはISSの救命ボートとして結合していたソユーズ宇宙船と交代させるためのものです。ソユーズはコマンダーのタルガット・ムサバエフ、フライト・エンジニアのユーリー・バトゥリン、そして米国人実業家デニス・ティトー氏を乗せて、4月30日午前2時52分(同4月30日午後4時52分)にISSにドッキングする予定です。

エンデバー号のクルーは午後4時30分(同4月30日午前6時30分)過ぎに就寝し4月30日午前1時41分に起床して、軌道上で最後の丸1日の作業を開始する予定です。天候の条件が良ければエンデバー号は5月1日午前8時3分(同5月1日午後10時3分)にケネディ宇宙センターに帰還する予定です。月曜日はエンデバー号の帰還の準備が主な作業となります。ロミンガーとアッシュビーとフライト・エンジニアのジョン・フィリップスは、エンデバー号の飛行制御用可動翼と姿勢制御ジェットを点検します。ハドフィールド、パラジンスキー、ロンチャコフ、そしてウンベルト・ギドーニは11間の飛行中に使用した装置や工具を収納します。4月30日(月)午前10時1分(同5月1日午前0時1分)から、7人のクルー全員が参加して米国、カナダ、イタリアのメディアとの記者会見が開かれる予定です。

次のステータスレポートは月曜日の午前(同月曜日の午後)に発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts100/STS-100-22.html
フォトアルバム
ビデオライブラリ

最終更新日:2001年 4月30日

JAXAトップページへサイトポリシー