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飛行11日目（1)
エンデバー号と国際宇宙ステーション（ISS）のクルーは今日互いに別れを告げ、8日間にわたるスペースシャトルの訪問を終了します。この間、ISSにロボットアームを取り付けたり、米国の実験棟デスティニーに取り付ける2台の実験ラックなど、6,000ポンド（約2,700kg）の補給品や機材をISSへ搬入したりしました。 エンデバー号とISS間のハッチは4月29日午前9時41分（日本時間4月29日午後11時41分）に閉鎖し、エンデバー号はISSから4月29日午後0時34分（同4月30日午前2時34分）に分離する予定です。パイロットのジェフリー・アッシュビーが操縦席に着き、エンデバー号をISSから450フィート（約137m）のところまで後退させます。それからISSの周囲を4分の3周し、その間に貨物室に取り付けたIMAXカメラによる撮影をおこないます。4月29日午後1時32分（同4月30日午前3時32分）にアッシュビーはエンデバー号のジェットを噴射してISSから離れて行き、5月1日午前7時59分（同5月1日午後9時59分）のケネディ宇宙センターへの着陸へと向かいます。 ISS上では3台のコマンド・コントロール・コンピュータ（1台がプライマリ（主）で、2台はバックアップ）がオンラインで稼働しています。プライマリコンピュータは完全な稼働状態です。2台のバックアップのうち1台は機能していますが、そのハードディスクは故障しています。3番目のコンピュータはフライト・コントローラが現在もハードディスクの内容の改善を図っています。 本日エンデバー号がISSから分離すると、ISSのクルーは午後自由時間をもらえる予定です。4月30日午前2時52分（同4月30日午後4時52分）には、コマンダーのタルガット・ムサバエフ、フライト・エンジニアのユーリー・バトゥリン、米国人実業家デニス・ティトー氏の3名から成るロシア航空宇宙局のソユーズ宇宙船がISSにドッキングする予定です。このソユーズは救命ボートとして現在ISSに結合しているソユーズと交換するためのものですが、ISSの6,000マイル（約9,654km）後方を飛行しています。 エンデバー号のクルーは今朝はキャット・スティーブンスの曲「Miles from Nowhere」で起床しました。これは本日ISSからの分離の作業を担当するアッシュビーに贈られた曲です。エンデバー号のクルーの記者会見は月曜日の午前（同月曜日の午後）に予定されています。 次のステータスレポートは日曜日の夜（同月曜日の朝）発行する予定です。
出典：http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts100/STS-100-21.html
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