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NASAステータスレポート

飛行8日目(2)
STS-100 NASAステータスレポート#15
ジョンソン宇宙センター
2001年 4月 26日(木)午前 10時30分(米国中部夏時間)
2001年 4月 27日(金)午前 0時30分(日本時間)

 

国際宇宙ステーション(ISS)のフライト・コントローラのところに、今朝グッドニュースが飛び込んできました。起床後間もなく第2次長期滞在クルーのスーザン・ヘルムズからISSのコンピュータは正常に戻ってきているようだとの報告がありました。

クルーが軌道上で米国モジュールのコマンド・コントロール・コンピュータとコンタクトするときに使用するラップトップコンピュータを使用しながら、ヘルムズは米国中部夏時間4月26日(木)午前3時45分(日本時間4月26日午後5時45分)頃この良い知らせを伝えてきました。それから間もなく、地上からコマンド・コントロール・コンピュータをモニタしながらコマンドを送信することのできる機能を回復できるようにするため、ヘルムズは、ラップトップコンピュータを使って一連の障害検出手順を実行しました。

それに続いてISSのフライト・コントローラはコマンドを送信し、本日また同じ問題が発生した場合に対応し易いように、コマンド・コントロール・システムの構成を変更しました。またISS側のコンピュータ内部のデータを地上に送信させるコマンドを送信しました。コンピュータ内部のデータが地上に送信されれば、ハードウエアやソフトウエアの分析を十分におこない、現在進めているコンピュータ障害の原因を特定する調査の一助とすることができます。

本日、エンデバー号とISSの宇宙飛行士は、ISSで不要となった物品を地球に持ち帰るために、補給モジュール「ラファエロ」に搬入する作業を共同で実施する予定です。クルーはラファエロで運んだ4,000ポンド(約1,800kg)の物資のISSへの搬入をほぼ完了しています。ラファエロへの搬入作業と並行して、フライト・コントローラはISSのコンピュータの障害分析を続けることにしています。今朝早くオンラインにしたISSのコマンド・コントロール・コンピュータは、1日中正常に作動していました。コントローラは本日の後半に、別のコンピュータをバックアップ用としてオンラインに戻そうと努力しています。夜中に1台のコマンド・コントロール・コンピュータが回復したのは、3台のコンピュータをオンラインにするために電源のオンオフを行うという手順が軌道上で自動的に実行されたためであろうと思われています。しかし他の2台のコンピュータはオフラインのままです。

コンピュータ障害の原因追及がこのままうまくいけば、クルーはISSのロボットアーム「カナダアーム2」とエンデバー号のロボットアームの作業を金曜日に再開する予定です。この作業ではカナダアーム2でつかんだ3,000ポンド(約1,350kg)の輸送用パレット(Spacelab Pallet)をエンデバー号のロボットアームに手渡し、エンデバー号の貨物室に収納する予定です。スペースシャトルによる次のISS組立飛行で新たにエアロックをISSに取り付ける際のISSのロボットアームの動きのリハーサルは、金曜日におこなう予定です。

ISSの軌道高度を引き上げるリブーストの2回目は、今のところ本日遅くに実施することになっています。これはエンデバー号のジェットを1時間ほど噴射しておこなうもので、軌道高度は約4.5マイル(約7.2km)高くなる予定です。両宇宙ステーションは高度243マイル(約391km)で92分毎に地球を周回しています。次のステータスレポートはクルーの1日の終わりに発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts100/STS-100-15.html
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最終更新日:2001年 4月27日

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