このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
 
JAXAトップページへ
 JAXAトップページへ宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターサイトマップ
 
NASAステータスレポート

飛行8日目(1)
STS-100 NASAステータスレポート#14
ジョンソン宇宙センター
2001年 4月 26日(木)午前 5時30分(米国中部夏時間)
2001年 4月 26日(木)午後 7時30分(日本時間)

 

国際宇宙ステーション(ISS)のフライト・コントローラのところに、今朝グッドニュースが飛び込んできました。起床後間もなく第2次長期滞在クルーのスーザン・ヘルムズからISSのコンピュータは正常に戻ってきているようだとの報告がありました。クルーが軌道上で米国モジュールのコマンド・コントロール・コンピュータとコンタクトするときに使用するラップトップコンピュータを使用しながら、ヘルムズは米国中部夏時間4月26日(木)午前3時45分(日本時間4月26日午後5時45分)頃この良い知らせを伝えてきました。それから間もなく、地上からコマンド・コントロール・コンピュータをモニタしながらコマンドを送信することのできる機能を回復できるようにするため、ヘルムズは、ラップトップコンピュータを使って一連の障害検出手順を実行しました。

それに続いてISSのフライト・コントローラはコマンドを送信し、本日また同じ問題が発生した場合に対応し易いように、コマンド・コントロール・システムの構成を変更しました。またISS側のコンピュータ内部のデータを地上に送信させるようにコマンドを送信する計画です。コンピュータ内部のデータが地上に送信されれば、ハードウエアやソフトウエアの分析を十分におこない、現在進めているコンピュータ障害の原因を特定する調査の一助とすることができます。

本日、エンデバー号とISSの宇宙飛行士は、ISSで不要となった物品を地球に持ち帰るために、補給モジュール「ラファエロ」に搬入する作業を共同で実施する予定です。クルーはラファエロで運んだ4,000ポンド(約1,800kg)の物資のISSへの搬入をほぼ完了しています。ラファエロへの搬入作業と並行して、フライト・コントローラはISSのコンピュータの障害分析を続けることにしています。

コンピュータ障害の原因追及がこのままうまくいけば、クルーはISSのロボットアーム「カナダアーム2」の作業を午前8時(同4月26日午後10時)以降に再開する予定です。この作業ではカナダアーム2でつかんだ3,000ポンド(約1,350kg)の輸送用パレット(Spacelab Pallet)をエンデバー号のロボットアームに手渡し、エンデバー号の貨物室に収納する予定です。ISSの高度を引き上げるリブーストも本日遅くに予定されており、エンデバー号のジェットを1時間にわたり噴射して、高度を約4.5マイル(約7.2km)高くする予定です。

スペースシャトルによる次のISS組立飛行で新たにエアロックをISSに取り付ける際のISSのロボットアームの動きのリハーサルは、金曜日におこなう予定です。

エンデバー号のクルーは午前2時40分(同4月26日午後4時40分)過ぎに、ロシアの民謡「霧のむこうに(Behind the Fog)」で起床しました。この曲はエンデバー号のクルーの1員、ロシアの宇宙飛行士のユーリー・ロンチャコフに贈られたものです。両宇宙船は243マイル(約391km)の高度で、92分毎に地球を周回しています。次のステータスレポートは今夜クルーが就寝するころに発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts100/STS-100-14.html
フォトアルバム
ビデオライブラリ

最終更新日:2001年 4月27日

JAXAトップページへサイトポリシー