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NASAステータスレポート

飛行7日目(1)
STS-100 NASAステータスレポート#12
ジョンソン宇宙センター
2001年 4月 25日(水)午前 4時(米国中部夏時間)
2001年 4月 25日(水)午後 6時(日本時間)

 

新しく国際宇宙ステーション(ISS)に取り付けられたロボットアーム「カナダアーム2」が3,000ポンド(約1,350kg)の輸送用パレットをつかんで、今夜、スペースシャトルエンデバー号のロボットアームに手渡しする予定です。この輸送用パレットは今回取り付けたロボットアームをスペースシャトルの貨物室内に固定するために使われたもので、再びエンデバー号に搭載して地球に持ち帰ります。今夜の作業は宇宙での人類の活動範囲がこのロボットアームにより飛躍的に拡大することを象徴する画期的な出来事です。この3時間におよぶ作業は、米国中部夏時間4月25日午前6時(日本時間4月25日午後8時)頃に開始される予定です。

ロボットアームの作業をおこなっているとき、第2次長期滞在クルーのスーザン・ヘルムズとジム・ヴォス、エンデバー号のクルーのクリス・ハドフィールドとスコット・パラジンスキー、それにその他のエンデバー号とISSの宇宙飛行士たちは、ハイテク貨物車、イタリア製の「ラファエロ」補給モジュールから積み荷をおろす作業を引き続きおこなう予定です。ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士のウンベルト・ギドーニがその作業を統括します。

本日の起床の曲はイタリアのオペラ歌手アンドレア・ボチェリの歌う「あなたとともに(Con te Partiro" )("With You I Will Go")」でした。この曲はイタリア出身のギドーニに贈られたものです。

ヘルムズとヴォスはデスティニーのロボットアーム制御卓からカナダアーム2を操作して、ハドフィールドとパラジンスキーが操作するエンデバー号のロボットアームの届くところまでパレットを持っていきます。自らの宇宙における経歴を開いた年上の従兄に、新しいロボットアームはパレットを引き継ぎます。

ハドフィールドとパラジンスキーは昨日実施した第2回船外活動で、ISSのロボットアームの接続を完全なものとしました。7時間40分におよぶ船外活動で電力、制御信号、テレビ画像の配線が接続され、ロボットアームはデスティニーの外壁に取り付けた基盤上で運用できるようになりました。

本日午後2時30分(同4月26日午前4時30分)頃、エンデバー号のコマンダーのケント・ロミンガーとパイロットのジェフリー・アッシュビーは、エンデバー号のジェットを約1時間にわたる精密な手順に従って噴射し、ISSの高度を約2.5マイル(約4km)ほど上昇させる予定です。先日同様なリブースト制御を1回実施しました。3回目で最後の噴射は木曜日に予定されています。

両宇宙船の状況は良好で、92分毎に243マイルの高度で地球を周回しています。次のステータスレポートは本日遅くに発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts100/STS-100-12.html
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最終更新日:2001年 4月26日

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