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NASAステータスレポート

飛行6日目(1)
STS-100 NASAステータスレポート#10
ジョンソン宇宙センター
2001年 4月 24日(火)午前 4時(米国中部夏時間)
2001年 4月 24日(火)午後 6時(日本時間)

 

国際宇宙ステーション(ISS)とスペースシャトルエンデバー号のクルーは、本日宇宙の貨車から荷物をおろし、第2回目の船外活動をおこないます。

「ラファエロ」補給モジュールは昨日ISSのユニティに取り付けられており、本日の作業の準備は整っています。今後の5日間でラファエロから荷物を下ろし、ISSで不要となって地球に持ち帰ることになった物品をラファエロへ搭載する作業をおこないます。

コマンダーのユーリー・ウサチェフとフライト・エンジニアのジム・ヴォス、スーザン・ヘルムズから成る第2次長期滞在クルーがラファエロからの物品の搬入を始める一方、ハッチの反対側のエンデバー号では、スコット・パラジンスキーとクリス・ハドフィールドが米国中部夏時間4月24日午前8時(日本時間4月24日午後10時)頃に第2回目の船外活動を開始します。

船外活動ではまずデスティニー上のロボットアームの台座(PDGF:Power and Data Grapple Fixture)に電力、コンピュータからの制御信号、ビデオデータの配線を接続します。ユニティに取り付けられていたアンテナはもう使わないので取り外します。ロボットアームを輸送したパレットへ取り付けていた配線も取り外します。これらの配線が取り除かれると、カナダが製作した「カナダアーム2」はPDGFから電力を供給され、デスティニー内のロボットアーム制御卓から制御されることになります。

6時間半を予定している船外活動が終わる頃、ヘルムズはISSのロボットアームカナダアーム2にコマンドを送り、このロボットアームを宇宙に運んだ重さ3,000ポンド(約1,350kg)のパレットを持ち上げます。それから荷重をかけた状態でのロボットアームのテストをおこなうために、このパレットを把持したままあちこちへ動かしてみます。そして最後にパレットをエンデバー号の貨物室の上に運び、ロボットアームで把持したまま一晩そのままにしておきます。

本日はルイ・アームストロングの歌う「なんとすばらしい世界(What A Wonderful World)で1日が始まりました。この曲は本日の船外活動に敬意を表してパラジンスキーに贈られたものです。

イタリアが製作したラファエロから搬入される2トン近くもの装置の中には、2台の実験装置ラックもあります。これらのラックにはエンデバー号のミッドデッキに搭載してある実験装置が間もなく取り付けられ、また今後のスペースシャトルで運ばれる実験装置も取り付けられる予定です。本日午後遅く、船外活動終了後にハッチが開かれると、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士ウンベルト・ギドーニは、ISSのクルーがラファエロから荷下ろししたり地球に持ち帰る不要品をラファエロに搭載する作業の支援を指揮する予定です。

2つの宇宙船は良好な状態で、92分で237マイル(約381km)の高度を周回しています。次のステータスレポートはクルーの就寝後に発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts100/STS-100-10.html
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最終更新日:2001年 4月25日

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