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飛行5日目(1)
国際宇宙ステーション(ISS)とこれに結合しているスペースシャトルエンデバー号の10人の宇宙飛行士たちは、本日初めて両宇宙船を結合しているハッチを開きます。「カナダアーム2」の動作確認と、イタリアが製作した補給モジュール「ラファエロ」のISSへの取り付けが本日のハイライトです。 ハッチの開放は、米国中部夏時間4月23日午前4時(日本時間4月23日午後6時)の予定です。パイロットのジェフリー・アッシュビーに贈られたジュディ・コリンズの曲「Both Sides Now」でクルーの1日が始まりました。 機材や補給品の搬入をしたあと、ハッチは午後2時(同4月24日午前4時)過ぎに再度閉鎖され、火曜日の第2回目の船外活動に備えてエンデバー号内の気圧を再度減圧できるようにします。この船外活動はISSのロボットアームに継続して電力を供給できるようにすると共に、さらなる機能確認を行うことが主たる目的です。 スコット・パラジンスキーとクリス・ハドフィールドが日曜日に7時間10分の船外活動を実施して57.7フィート(約17.6m)のロボットアームを取り付け、折り畳まれていた腕を伸ばしました。さらに米国実験棟デスティニーにUHFアンテナを取り付けました。この船外活動はISSの組立のために実施したものとしては19回目、スペースシャトル計画史上63回目の船外活動となりました。 今朝、ヘルムズとヴォスが追加の点検作業をしたあと、ロボットアームは輸送用キャリア(パレット)から「歩いて」離れていく予定です。ロボットアームの固定されていない方の端はデスティニーの取り付け台座(PDGF:Power and Data Grapple Fixture)に取り付けられ、これがロボットアームの基部となります。この第1歩は24フィート(約7.3m)少々の歩幅で、午前5時(同4月23日午後7時)を少し回ったころに開始される予定です。水曜日の朝、ISSのロボットアームはそれまで把持していたパレットをエンデバー号のロボットアームに手渡します。このパレットはエンデバー号の貨物室に収納して地球に持ち帰ります。 アッシュビーはエンデバー号の50フィート(約15m)のロボットアームで貨物室内の補給モジュール「ラファエロ」を把持し、ユニティに取り付けます。本日午前10時頃には接続は完了している予定です。火曜日早くから第2次長期滞在クルーはラファエロから、食料や補給品、機材、デスティニー内に設置する2台の実験ラックなどのISSへの搬入を開始する予定です。 両宇宙船のクルーは午後6時30分(同4月24日午前8時30分)頃に本日の活動を終了する予定です。両宇宙船の状態は良好であり、240マイル(約386km)の高度を92分毎に周回しています。 次のステータスレポートは本日午後(同24日午前)発行する予定です。
出典:
http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts100/STS-100-08.html
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