このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
 
JAXAトップページへ
 JAXAトップページへ宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターサイトマップ
 
NASAステータスレポート

飛行4日目(1)
STS-100 NASAステータスレポート#6
ジョンソン宇宙センター
2001年 4月 22日(日)午前 3時(米国中部夏時間)
2001年 4月 22日(日)午後 5時(日本時間)

 

エンデバー号はすでに国際宇宙ステーション(ISS)に結合しており、7人のクルーは今朝米国中部夏時間4月22日午前6時20分(日本時間4月22日午後8時20分)から予定している、船外活動の準備をしています。この船外活動は2回予定している船外活動の第1回目で、カナダアーム2と呼ばれる、宇宙用としてはこれまでで最も多機能のハイテクロボットアームをISSに取り付ける作業をおこないます。

起床後間もなく、カナダ宇宙庁の宇宙飛行士クリス・ハドフィールドとNASAの宇宙飛行士スコット・パラジンスキーは宇宙服の装着を開始しました。この船外活動はISS組立目的のものとしては19回目、スペースシャトル計画史上63回目となります。ハドフィールドは脚に赤いすじの入った宇宙服を装着します。パラジンスキーの宇宙服にはマークはありません。ジョン・フィリップスは船内から船外活動全体の指揮をとります。パイロットのジェフリー・アッシュビーとヨーロッパ宇宙機関(ESA)のウンベルト・ギドーニはスペースシャトルのロボットアームを操縦して、デスティニーの外壁に新しいロボットアームを取り付ける作業を支援します。

ハドフィールドとパラジンスキーはロボットアームに電力とデスティニーのコンピュータからの制御信号を供給する配線を接続します。そしてロボットアームを固定しているボルトを取り外し、折り畳まれていた腕をのばしてボルトでしっかりと固定します。さらに、UHFアンテナをデスティニーの外壁に取り付けます。

ISSの第2次長期滞在クルーのジム・ヴォスとスーザン・ヘルムズはデスティニー内のロボットアーム操作卓からロボットアームの電源を投入し、船外活動で実施した接続の状態を点検します。

2回目の船外活動は火曜日に予定しています。この船外活動では57.7フィート(約17.6m)のロボットアームへISSから継続的に電力を供給できるようにし、全機能の確認作業をおこなう予定です。

エンデバー号のクルーはカナダ人スタン・ロジャー(Stan Roger)の曲「Take It From Day to Day」で起床しました。この曲はカナダ人初の船外活動に敬意を表してハドフィールドに贈られたものです。ISSのクルーはその少し後に起床しました。

エンデバー号の船室の気圧は月曜日の朝に予定しているエンデバー号とISS間のハッチの開放に備えて、船外活動の間にISSの気圧と同じに加圧しておきます。エンデバー号は土曜日の午前8時59分(同4月21日午後10時59分)にISSに結合し、その直後にエンデバー号のクルーがISSのドッキングポートに入室して本日の船外活動で使用する工具をいくつか取り出しています。そのとき水を入れた容器4個、新鮮な食料、コンピュータ機器、IMAXカメラのフィルムをドッキングポートに入れておきました。

この次のステータスレポートは日曜日の午後(同月曜日の午前中)に発行する予定です。

 

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts100/STS-100-06.html
フォトアルバム
ビデオライブラリ

最終更新日:2001年 4月23日

JAXAトップページへサイトポリシー