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NASAステータスレポート

飛行3日目(2)
STS-100 NASAステータスレポート#5
ジョンソン宇宙センター
2001年 4月 21日(土)午後 3時30分(米国中部夏時間)
2001年 4月 22日(日)午前 5時30分(日本時間)

 

今朝、米国中部夏時間8時59分(日本時間4月21日(土)午後10時59分)、スペースシャトルエンデバー号はコマンダーのケント・ロミンガーの操縦により、南太平洋上空243マイル(約391km)ニュージーランドの南東を飛行中に、国際宇宙ステーション(ISS)と穏やかにドッキングしました。

ロミンガーとパイロットのジェフリー・アッシュビー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のジョン・フィリップス、クリス・ハドフィールド、ウンベルト・ギドーニ、スコット・パラジンスキー、そしてユーリー・ロンチャコフは、エンデバー号とISSの与圧結合アダプタ2(PMA-2)を接続しているハッチを短時間開放し、日曜日の船外活動で使用する充電式の電動ドリルを取り出しました。また一部の補給品をPMA-2に入れておき、これらはISSのクルーがあとで取り出しました。PMA-2のISS側のハッチから、フライト・エンジニアのジム・ヴォスがビデオカメラで、にこにこしながらPMA-2に補給品を搬入しているエンデバー号のクルーを撮影しました。このときは水のコンテナが4個、コンピュータ、新鮮な食料、IMAXカメラ用フィルムなどが搬入されました。    
  *訳注:ISSのクルーが前もってPMA-2に入れておいたものです。

エンデバー号とISSはしっかりと結合されているのですが、日曜日に予定されている第1回船外活動が終わったあと、月曜日の朝までは両宇宙船のクルーはハッチを開けての行き来はしないことになっています。本日、ハドフィールドとパラジンスキーは船外活動のとりまとめを担当するフィリップスとともに、明日に予定している6時間半の船外活動で使用する宇宙服と工具の最終点検をおこないました。両宇宙船のクルーは全員、ハドフィールドとパラジンスキーの船外活動の作業手順を点検しました。
  *訳注:船外活動の準備のために両宇宙船間には気圧差(約0.3気圧)があり、両者間のハッチを開くことはできません。

第1回船外活動は午前6時20分(同4月22日午後8時20分)に開始される予定で、カナダアーム2と呼ばれるISS用のロボットアームとUHFアンテナをISSの外壁に取り付ける作業をおこないます。第2回船外活動は火曜日に予定されており、電力配線の敷設や取り付けたばかりの長さ57.7フィート(17.6m)のロボットアームの点検をおこなう予定です。

第2次長期滞在クルーのコマンダーのユーリー・ウサチェフとフライト・エンジニアのスーザン・ヘルムズは、機能が多少低下していたヴォズドゥク(Vozdukh)と呼ばれる、ISSの二酸化炭素除去システムの作動状況を点検しました。このシステムは昨夜のうちに独りでに正常に作動し始め、点検の結果許容範囲内で作動していることが確認されました。ウサチェフ、ヘルムズ、ヴォスの3人は体力維持の運動をし、来週のエンデバー号のクルーとの共同作業の準備を引き続きおこないました。

両宇宙船の全システムは良好に稼働しています。ISSのクルーは午後5時31分(同4月22日午前7時31分)に就寝し、その10分後にエンデバー号のクルーも就寝する予定です。エンデバー号のクルーは午前1時41分(同4月22日午後3時41分)に起床し、ISSのクルーは午前2時1分(同4月22日午後4時1分)に起床する予定です。

この次のステータスレポートは日曜日の朝(同日曜日の夜)発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts100/STS-100-05.html
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最終更新日:2001年 4月22日

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