このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
 
JAXAトップページへ
 JAXAトップページへ宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターサイトマップ
 
NASAステータスレポート

飛行3日目(1)
STS-100 NASAステータスレポート#4
ジョンソン宇宙センター
2001年 4月 21日(土)午前 3時(米国中部夏時間)
2001年 4月 21日(土)午後 5時(日本時間)

 

スペースシャトルエンデバー号と7人のクルーは米国中部夏時間4月21日午前3時(日本時間4月21日午後5時)過ぎにランデブーの準備にとりかかりました。ランデブーは午前8時32分(同4月21日午後10時32分)に香港の北東240マイル(386km)上空を飛行中に、国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングして完了する予定です。エンデバー号は建設中のISSに届ける高機能のロボットアーム、実験装置、補給品などを搭載しています。

一週間後に両宇宙船が離れるまでに、2回の船外活動がおこなわれ、イタリア宇宙庁が製作した多目的補給モジュール「ラファエロ」がISSに接続されて積み荷がISSに搬入され、さらに地球に持ち帰る荷物がラファエロに搬入される予定です。この与圧された宇宙用の貨車は食料、機材や補給品の他、米国実験棟に設置する2台の実験ラックも搭載しています。

エンデバー号はISSに、後方の低い位置から接近していきます。コマンダーのケント・ロミンガーとパイロットのジェフリー・アッシュビーはそのほかのクルーにも支援されながら、エンデバー号をISSの600フィート(約180m)直下まで接近させ、貨物室をISSに向けた状態でISSの約300フィート(約90m)前方まで4分の1周飛行します。その状態でデスティニーの前方のドッキングポートへとゆっくり接近していきます。約30フィート(約9m)付近で停止してISSと位置がきちんと揃っていることを確認してから、ロミンガーは10秒間に1フィート(約30cm)の速さで接近を再開します。

ケニー・ロギンス(Kenny Loggins)の曲「危険地帯(Danger Zone)」でエンデバー号のクルー、ロミンガー、アッシュビー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のクリス・ハドフィールド、ジョン・フィリップス、スコット・パラジンスキー、ウンベルト・ギドーニ、そしてユーリー・ロンチャコフは起床しました。この曲はトップガンのサウンドトラックでロミンガーに贈られたものです。

ISSのクルーは午前2時(同4月21日午後4時)過ぎに起床し、エンデバー号到着の最後の準備に取りかかりました。第2次長期滞在クルーのロシア人コマンダーのユーリー・ウサチェフと宇宙飛行士のジム・ヴォス、スーザン・ヘルムズは、3月18日に第1次長期滞在クルーから任務を引き継いで以来1ヶ月以上ISSに滞在しています。

両宇宙船は結合されても、ハドフィールドとパラジンスキーによる最初の船外活動が終わるまでは、クルーが互いに行き来することはありません。エンデバー号の船室の気圧は船外活動の準備で金曜日の午後に10.2psi(約0.7気圧)に下げられました。ISS内の気圧は通常の14.7psi(1気圧)のままです。

第1回船外活動は日曜日午前6時20分(同4月22日午後8時20分)に開始の予定で、カナダアーム2と呼ばれるISS用のロボットアームの取付け作業をおこないます。またUHFアンテナの取付けもおこなう予定です。火曜日に予定されている第2回船外活動ではロボットアームに電力を供給し、機能の点検をおこないます。このロボットアームは長さが57.7フィート(約17.6m)あり、スペースシャトルのロボットアームよりも長く、より動かし易く、パワーもあります。もし必要であれば、木曜日に用意してある時間を利用して第3回船外活動をすることもできます。

両宇宙船の全システムは良好に作動しています。この次のステータスレポートは土曜日の午後に発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts100/STS-100-04.html
フォトアルバム
ビデオライブラリ

最終更新日:2001年 4月22日

JAXAトップページへサイトポリシー