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NASAステータスレポート

飛行2日目(1)
STS-100 NASAステータスレポート#2
ジョンソン宇宙センター
2001年 4月 20日(金)午前 3時(米国中部夏時間)
2001年 4月 20日(金)午後 5時(日本時間)

 

スペースシャトルエンデバー号のクルーは今朝、国際宇宙ステーション(ISS)との土曜日のドッキングの準備と、ドッキング中に予定している2回の船外活動の準備をしました。エンデバー号は待ち受けているISSを何回かのランデブー制御により追跡していきます。次の制御は米国中部夏時間4月20日午前5時30分(日本時間4月20日午後7時30分)に予定しています。

エンデバー号はISSと4月21日(土)午前8時36分(同4月21日(土)午後10時36分)に結合する予定です。結合している間に、カナダが製作したカナダアーム2と呼ばれるハイテクのロボットアームとイタリア宇宙庁が製作した多目的補給モジュール「ラファエロ」をISSに取り付けます。ラファエロにはISSとその滞在クルー、コマンダーのユーリー・ウサチェフ、フライト・エンジニアのジム・ヴォス、スーザン・ヘルムズのための装置や補給品を搭載しています。米国の実験棟デスティニーに搬入する2台の実験ラックも搭載しています。

エンデバー号のクルー、コマンダーのケント・ロミンガー、パイロットのジェフリー・アッシュビー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のカナダ宇宙庁のクリス・ハドフィールド、ジョン・フィリップス、スコット・パラジンスキー、ESAのウンベルト・ギドーニ、ロシアのユーリー・ロンチャコフは、4月20日午前2時41分(同4月20日午後4時41分)に、スマッシュマウス(Smashmouth)の曲「そして朝がやってくる(Then the Morning Comes)」で起床しました。この曲は初飛行のフィリップスのために選曲されたものです。

クルーは今日は3着の宇宙服とロボットアームを点検し、またセンターラインカメラを取り付けたりドッキングシステムリングを伸展させたりします。今日の作業の終わり頃にはランデブーのためのエンジンの噴射が予定されています。

ISSのクルーもランデブーの準備をおこないます。ドッキング直後にスペースシャトルに装置を搬入する準備を本日のちほどおこなう予定です。

エンデバー号は先月ディスカバリー号が離れていって以来初めての第2次長期滞在クルーの訪問者を運びます。エンデバー号が4月28日にISSから離れていくと、間もなく新しいソユーズ宇宙船でクルーが到着することになっています。このクルーはタクシークルーと呼ばれています。このソユーズ宇宙船は、2000年10月31日に第1次長期滞在クルーを運び上げたソユーズ宇宙船と置き換えられます。ソユーズ宇宙船の軌道上の寿命は約6ヶ月です。

ハドフィールドとパラジンスキーは2回の船外活動を日曜日と火曜日に実施する予定です。最初の船外活動では重量2トン、長さ57フィート(約17.4m)のカナダアーム2を取り付けます。2回目の船外活動ではこのロボットアームの動作点検をおこないます。このロボットアームは今後のISS組立の道具となるものです。

エンデバー号とISSの主要なシステムは良好に稼働しています。この次のステータスレポートは本日のちほど発行する予定です。

 

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts100/STS-100-02.html
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最終更新日:2001年 4月20日

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