SLP上のSSRMSは、船外活動で電気配線を接続することにより、デスティニーからSLPを経由して電力や制御信号を供給できるようになります。
SSRMSは左右対称の形をしており、腕の両端は物をつかむことができる構造になっています。また腕の中央には関節があり折り曲げることができます。 |
打ち上げ時には、アームの長さを短くする必要があるため、SLP上に四つ折りの状態(およそ5m程度の長さ)で固定されています。 |
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船外活動クルーが、手でSSRMSの腕を持ち上げて途中まで起こし、四つ折りから二つ折りの状態に伸ばし、伸ばした関節をボルトで固定します。 |
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その後、片方の腕の手首関節も伸ばしてデスティニー上のSSRMS用の台座(PDGF:Power and Data Grapple Fixture)をつかみます |
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PDGFをつかみ、それまでSLP経由で供給していた電力と制御信号をPDGF側から供給するように切り替えが完了すると、SSRMSはISSに取り付けられたことになります。PDGFをつかんだ腕はこの時点でSSRMSの脚部となり、反対側の腕はロボットアームの腕として機能することになります。(SSRMSは尺取り虫のように移動することができます。アームの両端は腕としても、脚部としても機能しますので、そのときの腕で別のPDFGをつかむとその腕が脚部となり、それまでの脚部は腕として機能するというように、役割が入れ替わるのです。) |