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NASAステータスレポート

STS-102 NASAステータスレポート#23
ジョンソン宇宙センター
2001年 3月 19日(月)午前 7時(米国中部標準時間)
2001年 3月 19日(月)午後10時(日本時間)

 

スペースシャトルーディスカバリー号は米国中部標準時間3月18日(日)午後10時32分(日本時間3月19日(月)午後1時32分)に国際宇宙ステーション(ISS)から分離されました。あとには第二次長期滞在クルーが定住して、軌道上の実験室で予定されている研究活動を本格的に開始することにしています。

地球に向けて出発する第一次長期滞在クルーのコマンダーであるビル・シェパードが、第二次長期滞在クルーのコマンダーのユーリー・ウサチェフに指揮権を委ねた約1時間後の午後8時32分(同3月19日午前11時32分)に、シャトルとISS間のハッチは最終的に閉鎖されました。ハッチの閉鎖とともにウサチェフとフライトエンジニアのジム・ヴォスとスーザン・ヘルムズはこれから4ヶ月の滞在を開始します。先の滞在クルーのシェパード、ユーリ・ギドゼンコとセルゲイ・クリカレフは今、ディスカバリー号で地球へと向かっています。

2機の宇宙船は南アメリカの国ガイアナの首都ジョージタウンの上空を飛行中に結合を解きました。そしてパイロットのジム・ケリーはディスカバリー号を操縦してISSの周囲を1周と4分の1周回するフライアラウンドを実施し、午後11時48分(同3月19日午後2時48分)に最後の噴射をしてISSから離れて行きました。フライアラウンドは450フィート(約135m)の距離を保って行われ、この間にクルーはISSの外観のビデオ撮影や写真撮影を行いました。

両宇宙船は8日と21時間54分結合していたことになり、これまでISSにシャトルが結合していた合計時間は55日と23時間7分になります。船外活動の都合でハッチを2回閉鎖したために、結合していた期間は今回は3つに別かれるのですが、この結合期間でハッチが開放されていたのは合計142時間と22分になります。

ISSのクルーとシャトルのクルーの共同作業中に、ディスカバリー号のコマンダーのジェームス・ウェザビー、ケリー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のアンディ・トーマスとポール・リチャーズは、ISSのクルーと共に約5トンの実験装置や機材を、イタリアが開発した多目的補給モジュールから荷下しし、地球に持ち帰る約1トンの物品の荷造りをしました。またディスカバリー号の船外活動クルーのヴォスとヘルムズ、そしてトーマスとリチャーズも、カナダが製作したロボットアームを来月取り付けるための土台をISSに取り付けISSの今後の発展に貢献しました。

ISSからの分離後、ディスカバリー号のクルーは運動をしたり、家族と交信したり、予定されていた休息時間を楽しんだりしていました。シャトルのクルーは午前8時12分(同3月19日午後11時12分)に就寝し、午後4時12分(同3月20日午前7時12分)に起床する予定です。ステーションのクルーは午後3時30分(同3月20日午前6時30分)に就寝し、深夜(同3月20日午後3時)に起床する予定です。

次のステータスレポートは月曜日の夕方に発行する予定です。

 

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts102/STS-102-23.html

最終更新日:2001年 3月20日

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