このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
 
JAXAトップページへ
 JAXAトップページへ宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターサイトマップ
 
NASAステータスレポート

STS-102 NASAステータスレポート#21
ジョンソン宇宙センター
2001年 3月 18日(日)午前 8時(米国中部標準時間)
2001年 3月 18日(日)午後11時(日本時間)

 

およそ1トンのゴミや不要になった機材、地球に帰還する第1次長期滞在クルーの私物などを搭載した補給モジュール「レオナルド」は、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のアンディ・トーマスによって国際宇宙ステーション(ISS)から分離され、ディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)にゆっくりと戻されました。

クルーのポール・リチャーズが、多目的補給モジュール(MPLM)をISSの共通結合機構(CBM)に結合している16本のボルトと掛け金(latch)を開放した後、米国中部標準時間3月18日午前4時40分(日本時間3月18日午後7時40分)にトーマスに対し、MPLMの移動を開始してよいとのゴーサインが出されました。この移動作業にはシャトルの長さ50フィート(約15m)のロボットアームが使用されました。約1時間半後の午前6時8分(同3月18日午後9時8分)、イタリアが製作したこのモジュールはペイロードベイ(貨物室)内の所定の位置に固定され、地球に戻る準備が整いました。

レオナルドのISSからの分離は予定よりも約4時間遅れて実施されました。これはユニティとレオナルドの間の通路(vestibule)を減圧するホースに空気漏れが発見されたためでもあります。両モジュール間のハッチが閉鎖されて通路の減圧が行われたのですが、15分間の気密チェックの際、地上の管制官が通路内の気圧が予定と異なることに気づきました。その後第2次長期滞在クルーのフライト・エンジニアのジム・ヴォスが、何本かあるホースのうちの1本の締め付けがゆるんでいたので締め直した旨報告してきました。クルーは45分かかる減圧を再度実施し、減圧が正常に行われたことを確認しました。この作業が完了すると、レオナルドをISSから分離する作業を開始するようトーマスに指示が出されました。

一方、ディスカバリー号のコマンダーのジェームス・ウェザビーとパイロットのジム・ケリーはディスカバリー号の主コンピュータ(GPS)の稼働状況の点検を行いました。地上での解析によれば、土曜日の朝行ったこれらの2台のコンピュータの急速な起動が悪影響を及ぼすことはないとされていますが、管制官たちは軌道上でソフトウエアの機能が正常であることを確認することにしたのです。

ディスカバリー号のクルーは午前8時42分(同3月18日午後11時42分)に8時間の睡眠に入り、午後4時42分(同3月19日午前7時42分)に起床する予定です。第2次長期滞在クルーは1時間後の午前9時42分(同3月19日午前0時42分)に就寝し、午後5時42分(同3月19日午前8時42分)に起床する予定です。STS-102クルーと2グループのISS滞在クルーが最後の別れを告げると、ディスカバリー号とISS間のハッチは午後7時37分(同3月19日午前10時37分)に最終的に閉鎖される予定です。ディスカバリー号は午後10時32分(同3月19日午後1時32分)にISSから分離する予定です。これにより、コマンダーのビル・シェパード、ソユーズユーズのパイロットのユーリー・ギドゼンコ、フライト・エンジニアのセルゲイ・クリカレフによる第1次長期滞在クルーの136日間にわるISSへの滞在は完了することになります。

次のステータスレポートは日曜日の午後発行する予定です。

 

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts102/STS-102-21.html

最終更新日:2001年 3月19日

JAXAトップページへサイトポリシー