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NASAステータスレポート

STS-102 NASAステータスレポート#20
ジョンソン宇宙センター
2001年 3月 17日(土)午後10時(米国中部標準時間)
2001年 3月 18日(日)午後 1時(日本時間)

 

ディスカバリー号のクルーと国際宇宙ステーション(ISS)のクルーが協力して実施する作業も終わりに近づき、本日は補給モジュール「レオナルド」を地球に持ち帰るためにISSから取り外し、シャトルのペイロードベイに再度搭載する作業を行います。

レオナルドがISSに結合していた6日間に約5トンの機材や実験装置が荷下ろしされ、ゴミや不要になって第1次長期滞在クルーと一緒に地球に持ち帰ることになった機材や物品約1トンが、レオナルドに積み込まれました。レオナルドはISSから日曜日の早朝(日本時間日曜日の夜)頃にISSから分離され、その1時間後にディスカバリー号のペイロードベイに収納される予定です。

シャトルに搭載してある飛行制御用コンピュータの不具合調査が必要になった場合に備え、フライトコントローラはシャトルコマンダーのジェームス・ウェザビーとパイロットのジム・ケリーの時間を、3時間ほど空けておきました。昨日、シャトルに搭載されている電子装置からの発熱量を増加させるという作業の一環として、4台の主コンピュータのうち2台をミッションコントロールセンターからの要請により急いで作動させました。シャトルの冷却システムが効き過ぎて、冷却水の配管が凍結してしまい、温めるためにあといくつかの電子機器を働かせることが必要になったためです。これらの電子機器はシャトルがISSに結合しているときは通常オフにしてあります。この処置が功を奏し、冷却システムは間もなく正常に戻りました。

その後フライトコントローラたちはクルーの睡眠中に、この急速な電源投入がシャトルのコンピュータのソフトウエアに不具合を生じる可能性について検討を行いました。しかし問題は発生しませんでした。それでも、システムを十分にチェックするために幅広い分析が行われた結果、問題のコンピュータのソフトウエアに与える負荷を変化させて、機能に問題がないことを確認することになりました。

一方、その他の共同作業は終わりに近づいてはいますが、引き続き行われています。ディスカバリー号もISSも状況は良好であり、高度235マイル(約378km)の軌道の地球軌道を92分で1周しています。次のステータスレポートは日曜日の午前中(日本時間日曜日の夜間)に発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts102/STS-102-20.html

最終更新日:2001年 3月18日

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