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NASAステータスレポート

STS-102 NASAステータスレポート#19
ジョンソン宇宙センター
2001年 3月 17日(土)午前 8時(米国中部標準時間)
2001年 3月 17日(土)午後11時(日本時間)

 

ディスカバリー号と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは補給モジュール「レオナルド」に荷物を搭載したり、軌道を上昇させるリブーストなどの作業を実施しました。

ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のアンディ・トーマスはパイロットのジム・ケリーとMSのポール・リチャーズに手伝ってもらい、イタリアが製作した多目的補給モジュール(MPLM)へ、約1トンのゴミや不要になった機材などを積み込む作業のとりまとめを行いました。宇宙飛行士たちはこのMPLMから米国中部標準時間3月17日(土)午後8時42分(日本時間3月18日(日)午前11時42分)に退出する予定です。そして、午後9時2分(同3月18日午後0時2分)にMPLMの機能を停止し、11時52分(同午後2時2分)にISSから分離します。シャトルのロボットアームを使用してMPLMは日曜日午前0時57分(同3月19日(月)午後3時57分)にペイロードベイ(貨物室)に固定される予定です。

ディスカバリー号のコマンダーのジェームス・ウェザビーは、ISSの軌道高度を上昇させる、3回目で最後のリブーストを実施しました。リブーストはシャトルのスラスタをあらかじめ設定された方式で断続的に穏やかに噴射して行われます。この3回目のリブーストにより、軌道は2マイル(約3.2km)ほど高くなり、STS-102の飛行期間中に軌道は合計約7マイル(約11.3km)少々高くなったことになります。

地球へ出発する第1次長期滞在クルーのコマンダーであるビル・シェパード、パイロットのユーリー・ギドゼンコそしてフライト・エンジニアのセルゲイ・クリカレフは、第2次長期滞在クルーのコマンダーのユーリー・ウサチェフ、フライト・エンジニアのスーザン・ヘルムズとジム・ヴォスへの引継作業に専念しました。

ケリー、リチャーズ、トーマスはNBCとABCの番組に出演しました。その約1時間後にはウサチェフ、ギドゼンコ、クリカレフが、モスクワ郊外のコロリョフに集まった記者たちからのインタビューを受けました。

ディスカバリー号は3月18日日曜日午後10時32分(同3月19日(月)午後1時32分)にISSから分離する予定です。この瞬間に、ソユーズ宇宙船で11月2日に到着して以来136日に及んだ第1次長期滞在クルーのISSにおける任務は終了することになります。

シャトルとISSは良好な状態の中、約235マイル(約378km)の高度で地球を周回しています。次のステータスレポートは土曜日の夜(同日曜日の午前)に発行する予定です。

 

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts102/STS-102-19.html

最終更新日:2001年 3月18日

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