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STS-102 NASAステータスレポート#17
地球帰還の準備の荷造りをしているディスカバリー号と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、飛行期間が1日延長されたことを歓迎しています。ディスカバリー号の帰還はISSの第1次長期滞在クルーが帰還するということでもあります。 フライト・ダイレクタのリーダーであるジョン・シャノンは、「シャトルとISSのマネージャーたちは、地球に持ち帰るために補給モジュール「レオナルド」に搭載する物品の配置や重量配分を、地上のコントローラが解析するのに十分時間をかけられるよう、飛行を延長することを決断したのです。」と説明しました。さらに、この決断によりISSの側での作業計画にも余裕ができます。燃料や生命維持に必要な消耗品は十分残っています。ディスカバリー号とISSのクルーは当初のスケジュールに従って積み荷の運搬を完了するために忙しく働いていたので、この知らせを聞いてほっとしたようだとシャノンは述べました。 イタリア製の多目的補給モジュール「レオナルド」は、ISSから取り外されて米国中部標準時間3月18日日曜日午前1時17分(日本時間3月18日(日)午後4時17分)にディスカバリー号のペイロードベイに収容される予定です。ディスカバリー号は3月18日午後10時30分(同3月19日午後1時30分)頃にISSから分離し、翌月曜日は地球に帰還するために機材を収納するなどの準備をする予定です。ケネディ宇宙センターへの帰還は3月20日(火)午後11時55分)(米国東部標準時間3月21日(水)午前0時55分、日本時間3月21日(水)午後2時55分)の予定ですが、ディスカバリー号はこのときまでに宇宙で約13日間、ISSとドッキングして9日間を過ごすことになります。 コマンダーのウェザビーはディスカバリー号の仲間や帰還する第1次長期滞在クルーそして第2次長期滞在クルーとともに、実験棟デスティニーの中で恒例の軌道上記者会見に臨み、記者たちからの質問に答えました。テキサス州、フロリダ州、アラバマ州そしてモスクワから、第1次長期滞在クルーは地球に帰るのが楽しみですか、とかISSでまた長期間過ごしてみたいですかといった質問がなされました。 「ISSはいつでも使えるようになりました。私たちは無人のISSに入って、次の滞在クルーが実験をすることができるようにしたのです。私たちの成果はこの点につきると思います。」水曜日にディスカバリー号のクルーの仲間入りをしたビル・シェパードはこのように述べました。シェパードは地球に戻って家族の下に帰るのは嬉しいとは言ったものの、地球の重力の下に戻るということには不安もあります。「正直なところ、どのようなことになるのか、あまり知りたくはないと言ったところです。」とシェパードは述べています。 1時間に及ぶ2回目のリブーストを実施した結果、ISSは現在約237マイル(約381km)の高度を周回しています。次のステータスレポートは金曜日の夜発行する予定です。
出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts102/STS-102-17.html
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