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NASAステータスレポート

STS-102 NASAステータスレポート#14
ジョンソン宇宙センター
2001年 3月 14日(水)午後 7時(米国中部標準時間)
2001年 3月 15日(木)午前10時(日本時間)

 

ディスカバリー号と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、シャトルで運んできたほぼ5トンの機材や実験装置の搬出もほぼ終了し、今日からは帰還準備のための荷造りを始めます。

クルーは、本日はゴミや不要になった装置、それに帰還するISSクルーの荷物などをレオナルド補給モジュールの中で荷造りする予定です。また宇宙に来てここ1週間を忙しく過ごしてきたので休息の時間もとることにしています。ISSクルーはまたメモを確認したり、ISS上での任務の引継をしたりする予定です。引継作業の中で第2次長期滞在クルーのフライト・エンジニアであるジム・ヴォスとスーザン・ヘルムズは、実験棟デスティニー内で、ロボットの制御卓(RWS)全体の点検を始めます。来月、次のシャトルミッションで到着するカナダ製の宇宙ステーション用ロボットアームは、この制御卓から操作されます。

本日クルーはザ・クラッシュの曲「Should I Stay, or Should I Go?(止まるべきか行くべきか?)」で起床しました。この曲は、国際宇宙ステーションから帰還する第1次長期滞在クルーのコマンダーであるビル・シェパードに、奥さんのベスから贈られたものです。

シャトルクルーの軌道上での7日目が終わろうとする今朝早く、ディスカバリー号のコマンダーのジェームス・ウェザビーは第1回目の船外活動中に漂い離れてしまった船外活動支援工具の一部とISSの距離を十分引き離しておくために、予定より1日早く、ISSとシャトルの軌道高度を上昇させるリブーストを実施しました。これはおよそ50分間にわたる長いリブーストでしたが、ディスカバリー号の一番小さなバーニアスラスタを断続的に噴射してゆっくりと行われ、ISSとシャトルの軌道高度を約2.5マイル(約4km)上昇させました。これによりISSは近くを漂っていた足場固定用具から十分離れたことになります。ISSのリブーストはこのあと2回計画されています。

クルーの何人かは本日はメディアや学生からのインタビューに対応する予定です。米国中部標準時間木曜日午前2時17分(日本時間3月15日(木)午5時17分)からウェザビーと、ディスカバリー号のパイロットのジム・ケリーは、ケリーの故郷の町アイオワ州バーリントンのメディア3社からのインタビューに対応します。午前3時40分(同3月15日午後6時40分)には液体ロケット飛翔75周年記念の挨拶をする予定です。それから2時間後の午前5時40分(同3月15日午後8時40分)にはウェザビー、シェパード、第2次長期滞在クルーコマンダーのユーリー・ウサチェフ、そしてディスカバリー号の宇宙飛行士アンディ・トーマスが、スコットランドのダンディーの生徒たちからの質問に答える予定です。

ディスカバリー号とISSは依然良好な状態にあり、遠地点高度243マイル(約391km)、近地点高度230マイル(約370km)の軌道を周回しています。次のステータスレポートは木曜日の午前中(同木曜日午後)に発行する予定です。

 

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts102/STS-102-14.html

最終更新日:2001年 3月15日

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