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STS-102 NASAステータスレポート#12
ディスカバリー号と国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士たちは、計画を上回るペースで作業を進め、成功の実績を積み重ねています。本日はISSクルーの交代を完了させ、また補給品の搬入作業を引き続きおこなう予定です。 ディスカバリー号のクルーはスーザン・ヘルムズ宇宙飛行士がお気に入りの、トム・ペティの曲「Free Falling(フリー・フォーリング)」でミッションの7日目を迎えました。本日スーザンは、ISSでの4ヶ月半の滞在を終わろうとしている第1次長期滞在クルーのコマンダーであるビル・シェパードと交代して、国際宇宙ステーション(ISS)の第2次長期滞在クルーの正式なメンバーとなります。クルーの交代は本日完了するのですが、土曜日にディスカバリー号がISSから離れていくときに、 第1次長期滞在クルーの任務は公式に終了することになります。 ウサチェフ、ヘルムズ、そしてジム・ヴォスは宇宙での4ヶ月の滞在を始めようとしています。シェパード、フライト・エンジニアのセルゲイ・クリカレフ、ソユーズのパイロットのユーリー・ギドゼンコは2000年10月31日にカザフスタンから打ち上げられて以来、初代のクルーとしてISSに命を吹き込んできました。第一次、第二次両滞在クルーは本日数時間をかけて、メモや引継任務の確認をすることにしています。 補給モジュール「レオナルド」からの荷下ろしは予定よりも早く進捗しており、電子装置、通信装置、実験装置、医療設備など、7個のラック全ての実験棟デスティニーへの搬入が完了しています。これらのラックには、人体研究ラックと呼ばれる、ISS初の実験装置のラックも搭載してありますが、このラックには無重量が人体に及ぼす影響を研究する装置も搭載してあります。本日クルーはイタリア宇宙庁が製作した荷物運搬コンテナ(レオナルド)からの荷物の搬出を行う予定です。 オレゴン州ポートランドの出身であるヘルムズと、ウサチェフ、ヴォス、それにディスカバリー号のコマンダーであるジェームス・ウェザビーは、真夜中にしばし手を休めてポートランド地域のテレビ3局のインタビューを受ける予定です。 ディスカバリー号とISSの状態は変わらず良好で、地球を92分ごとに1周しています。次のステータスレポートは水曜日午前中(同3月14日(水)午後)に、発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts102/STS-102-12.html
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