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NASAステータスレポート

STS-102 NASAステータスレポート#8
ジョンソン宇宙センター
2001年 3月 11日(日)午後 7時(米国中部標準時間)
2001年 3月 12日(月)午前10時(日本時間)

 

ディスカバリー号と国際宇宙ステーションのクルーは本日再度ハッチを開いて共同で、滞在クルーの交代や補給モジュールのISSへの結合などの作業を行います。

ディスカバリー号のクルーは、ポール・リチャーズの子供たちからお父さんに贈られた「Scooby Doo and the Alien Invaders(スクービー・ドゥーと侵略者たち)」というアニメーション番組の「Blast Off(発進)」という曲で起床しました。本日は両宇宙船間のハッチを米国中部標準時間3月11日午後8時12分(日本時間3月12日午前11時12分)に再度開き、月曜日夜(同火曜日昼間)に予定されている第二回目の船外活動の準備に取りかかるまでの約8時間は、開放しておく予定です。

ハッチ開放後クルーの交代が引き続き行われ、第2次長期滞在クルーのフライト・エンジニア、ジム・ヴォスがISSの住人となり、第1次長期滞在クルーのフライト・エンジニア、セルゲイ・クリカレフがディスカバリー号に移動する予定です。第2次長期滞在クルーのコマンダーであるユーリー・ウサチェフがすでに土曜日からISSに搭乗しているので、あと1名で交代は完了します。第1次長期滞在クルーのコマンダーのビル・シェパードは第2次長期滞在クルーのフライト・エンジニアのスーザン・ヘルムズと火曜日の夜(同水曜日の昼間)に交代する予定です。

両クルーがシャトルとISS間で物品移動の作業をしている間に、アンディ・トーマス宇宙飛行士はディスカバリー号のロボットアームを操作してイタリア宇宙庁が製作した多目的補給モジュール「レオナルド」を、シャトルのペイロードベイ(貨物室)から取り出し、ISSのユニティに取り付ける予定です。レオナルドには5トン以上の装置類が搭載されており、これからの数日間で荷下ろしされた後、再度ISSから取り外してディスカバリー号のペイロードベイに収納し、地球に持ち帰ることにしています。

トーマスは午後9時12分(同3月12日午後0時12分)にレオナルドをディスカバリー号のペイロードベイから持ち上げる作業を開始し、午後10時57分(同3月12日午後1時57分)頃にISSに結合する予定です。ISSのクルーはレオナルドに月曜日午前5時42分(同3月12日午後8時42分)頃入室し、荷下ろしを開始する予定です。

ディスカバリー号とISSは良好な状態で、遠地点高度236マイル(約380km)、近地点高度229マイル(約368km)の軌道を周回しています。次のステータスレポートは月曜日の午前中(同月曜日の午後)に発行する予定です。

 

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts102/STS-102-08.html

最終更新日:2001年 3月12日

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