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NASAステータスレポート

STS-102 NASAステータスレポート#6
ジョンソン宇宙センター
2001年 3月 10日(土)午後 7時(米国中部標準時間)
2001年 3月 11日(日)午前10時(日本時間)

 

国際宇宙ステーション(ISS)のクルーメンバーの交代はすでに着手されており、ディスカバリー号のクルーはISSの組立のための船外活動の方に注目しています。船外活動は米国中部標準時間3月10日午後11時(日本時間3月11日午後2時)頃あるいはそれよりも早めに開始される予定で、ドッキングポートの移設、来月到着する予定のカナダ製のISS用ロボットアームを受け入れるための設備を取り付けるなどの作業を予定しています。

コマンダーのユーリー・ウサチェフは第1次長期滞在クルーのコマンダーのビル・シェパードとの業務の引継をISS内で開始します。他の第2次長期滞在クルーのメンバー、ジム・ヴォス、スーザン・ヘルムズ両宇宙飛行士は今夜(同日曜日の午後)船外活動を実施します。この船外活動はISS組立のための17回目の船外活動となります。

シャトルのクルーはスターシップの曲「Nothing's Gonna Stop Us Now(もうだれも僕らをじゃましない)」で起床しました。この曲は本日の船外活動のためにかけられたものです。ヴォスとヘルムズは午後7時30分(同3月11日午前10時30分)に宇宙服の装着を開始する予定です。船外活動は7時間が予定されていますが、この間ポール・リチャーズが船内から全体の指揮をとります。

シャトルのエアロックから船外に出ると、まず最初の仕事はシャトルのドッキングポートである与圧結合機構3(PMA-3)の移設の準備です。PMA-3はユニティの地球側の取付け場所から左舷の取付け場所に移設されます。2人のクルーはPMA-3の配線を取り外し、またユニティの左舷の取り付け場所から通信アンテナを取り外します。それが終わると、来月エンデバー号で打ち上げるISSのロボットアームの到着に備え、デスティニーの外部に結合機構を取り付けたり、ロボットアームを取り付けるための配線を敷設したりします。

約6時間の作業が終了すると、ヴォスとヘルムズはディスカバリー号のエアロックに戻り、アンディ・トーマスがシャトルのロボットアームでPMA-3を移設する作業の実施中に必要が生ずれば支援できるように、ここで待機します。

ディスカバリー号とISS間のハッチは、今朝のドッキング後数時間だけ開かれていましたが、今は閉鎖されています。ウサチェフはシャトルからすぐにISSに移動し、ISSの(ソユーズ)パイロットであるユーリー・ギドゼンコはディスカバリー号に移動しました。ハッチは飛行5日目の活動開始とともに日曜日午後8時(同3月12日(月)午前11時)に再度解放される予定です。

ディスカバリー号とISSの状況は良好であり、遠地点高度237マイル(381km)、近地点高度230マイル(370km)の軌道を周回しています。次のステータスレポートは日曜日の朝(同日曜日の夜)発行する予定です。

 

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts102/STS-102-06.html

最終更新日:2001年 3月11日

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