このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
 
JAXAトップページへ
 JAXAトップページへ宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターサイトマップ
 
NASAステータスレポート

STS-102 NASAステータスレポート#5
ジョンソン宇宙センター
2001年 3月 10日(土)午前 4時(米国中部標準時間)
2001年 3月 10日(土)午後 7時(日本時間)

 

コマンダーのジェームス・ウェザビーは国際宇宙ステーション(ISS)のコントローラたちが太陽電池パドルを所定の位置に固定するのを辛抱強く待った後、米国中部標準時間3月10日午前0時38分(日本時間3月10日午後3時38分)に、スペースシャトル「ディスカバリー号」をISSにドッキングさせました。

「すばらしい船ですね、シェパード船長。」とウェザビーは無線で呼びかけました。

P6トラスに取り付けられている太陽電池パドルに対しシャトルのエンジン噴射が及ぼす影響を軽減するための、パドルを所定の位置に固定する作業を実施中に、2つあるパドルの片方で手間取ったため、ドッキングは予定よりも約1時間遅れて、南太平洋ニュージーランドの東方上空を飛行中に行われました。ウェザビーはISSの与圧結合アダプター2(ドッキングポート)から400フィート(約120m)の付近で停止して、パドルが固定されたことの確認と、最終接近をするのに都合のよい光の条件が整うのを待ちました。

シャトルから地上への通信(ダウンリンク)がニューメキシコ州のホワイトサンズ地上局からヒューストンへ34分間にわたり伝送できないという不具合がドッキング直後に発生しましたが、これも地上のISSフライト・コントローラと軌道上クルーが協力して解決しました。その間通信はISSを経由した別経路で確保されました。

両宇宙船間の結合が確認されると、午前2時51分(同3月10日午後5時51分)にハッチが開かれ、両者が結合して実施する8日間の作業が開始されました。この間に、国際宇宙ステーションでの初めての搭乗員の交代と、実験棟デスティニーへの実験装置の搬入が行われます。

まず、第2次長期滞在クルーのコマンダーであるユーリー・ウサチェフがISSに入り、第1次長期滞在クルーのコマンダーのビル・シェパード、パイロットのユーリー・ギドゼンコ、フライト・エンジニアのセルゲイ・クリカレフに仲間入りしました。そしてすぐにウェザビー、第2次長期滞在クルーのフライト・エンジニアのジム・ヴォス、スーザン・ヘルムズ、そしてシャトルの宇宙飛行士ジム・ケリー、アンディ・トーマス、ポール・リチャーズが続きます。10名のクルーメンバーは、広々としたデスティニー内で互いに挨拶を交わし、数分間を過ごしました。

ディスカバリー号の到着は4ヶ月半に及んだ第1次長期滞在クルーの滞在も終わりに近いことを告げるものです。まず、ウサチェフとギドゼンコが土曜日に交代しました。ヴォスとクリカレフは日曜日に交代します。2人のコマンダーが十分な時間かけて情報伝達できるようにするため、コマンダーのシェパードとヘルムズは火曜日の夜交代する予定です。

両宇宙船間のハッチは午前5時45分(同3月10日午後8時45分)に閉鎖され、土曜日午後10時47分(同3月11日(日)午後1時47分)からヘルムズとヴォスが開始する予定の第1回目の船外活動の準備に取りかかります。この船外活動では多目的補給モジュール「レオナルド」をデスティニーに取り付けるための準備などを行います。

ISSとシャトルの状況は良好で、235km(約378km)高度の高度を周回しています。次のステータスレポートは日曜日の朝(同日曜日の夜)発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts102/STS-102-05.html

最終更新日:2001年 3月11日


JAXAトップページへサイトポリシー