|
||||||
 | ||||||
STS-102 NASAステータスレポート#2
スペースシャトル「ディスカバリー号」は木曜日早朝のケネディ宇宙センターからの完璧な打上げ以来、国際宇宙ステーション（ISS）への接近を続けています。 ディスカバリー号のクルーは米国中部標準時間3月8日（木）午後6時42分（日本時間3月9日（金）午前9時42分）に起床し、軌道上での最初の丸1日の作業を開始しました。ウェイクアップコールの曲はロケットサイエンティスツというグループの演奏する「Living The Life（いのちを生きる）」でした。これは訓練部門のインストラクタが作ったグループで、コマンダーのジェームス・ウェザビーも時々ドラムを演奏しています。 起床後シャトルの4名のクルーとISS滞在の3名のクルーは、ロボットアームや最初の船外活動で着用する2着の宇宙服など、ミッションの目的を果たすために必要なシステムや装置、それにISSとのランデブーからドッキングまでの最後の数時間で必要とされる、ランデブー用の機器などの点検に精を出しました。 STS-102のクルーはウェザビー、パイロットのジム・ケリー、フライト・エンジニアのポール・リチャーズ、ミッションスペシャリスト（MS：搭乗運用技術者）のアンディ・トーマスから構成されています。第2次長期滞在クルーはコマンダーのユーリー・ウサチェフ、フライト・エンジニアのジム・ヴォス、スーザン・ヘルムズから構成されます。 ウサチェフ、ヴォス、そしてヘルムズは第1次長期滞在クルーのコマンダーであるビル・シェパード、パイロットのユーリー・ギドゼンコ、フライト・エンジニアのセルゲイ・クリカレフと交代します。第1次長期滞在クルーは国際宇宙ステーションへの約４ヶ月半の滞在を間もなく終えて、ディスカバリー号で地球に戻る予定です。 ドッキングテストを控えて第1次長期滞在クルーは、ディスカバリー号の到着に備えての最後の片づけに専念します。 金曜日の夜遅くにドッキングすると、宇宙飛行士たちはISSの船外で2回の船外活動を行い、実験棟デスティニーの外部へ機器の取り付けなどを行います。イタリア宇宙庁が製作した多目的補給モジュール「レオナルド」は、日曜日にISSに取り付けられます。レオナルドにはデスティニーに搬入される装置やラックなど5トン近くの装置が搭載されています。 ISS滞在クルーは3段階に分けて交代することにしており、まずウサチェフとギドゼンコが土曜日早朝のドッキング後間もなく、ISSとシャトルのクルーメンバーとしての立場を入れ替わる予定です。 木曜日午後7時30分（同3月8日（金）午前10時30分）現在、ディスカバリー号はISSの後方約7,000マイル（約11,200km）付近を飛行しており、地球を1周する90分毎に700マイル（約112km）づつ接近しています。ISSの状態は良好で金曜日にシャトルが到着するのを待ち受けています。 次のステータスレポートは金曜日の午前6時（同3月9日午後9時）頃発行する予定です。
出典：http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts102/STS-102-02.html
|
|
