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NASAステータスレポート

STS-102 NASAステータスレポート#1
ジョンソン宇宙センター
2001年 3月 8日(木)午前 6時30分(米国中部標準時間)
2001年 3月 8日(木)午後 9時30分(日本時間)

 

スペースシャトルディスカバリー号は、今朝、日の出とともに次の滞在クルーを乗せてケネディ宇宙センターから国際宇宙ステーション(ISS)へと出発し、この4ヶ月足らずの期間で3回目のシャトルのミッションが順調に開始されました。

コマンダーのジェームス・ウェザビー、パイロットのジム・ケリー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のアンディ・トーマス、ポール・リチャーズ、ユーリー・ウサチェフ、ジム・ヴォス、そしてスーザン・ヘルムズは、39-B発射台から米国中部標準時間3月8日午前5時42分(日本時間3月8日午後8時42分)に、透き通ったフロリダ中央の空を焦がしながら打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)の追跡を開始しました。ISSへの第2次長期滞在クルーの構成員であるウサチェフ、ヴォス、そしてヘルムズは、第1次長期滞在クルーのコマンダーであるビル・シェパード、パイロットのユーリー・ギドゼンコ、フライトエンジニアのセルゲイ・クリカレフと交代します。ディスカバリー号が出発したころ第1次長期滞在クルーは宇宙での128日目、ISSでの126日目を迎えたところでした。

打上げの頃ISS上の第1次長期滞在クルー3名は南太平洋上空、オーストラリアのパース南の約1,000マイル(約1,600km)付近を通過していました。ディスカバリー号が軌道に到達して間もなく、シャトルの打上げのビデオが、ステーション上のクルーのラップトップコンピュータに映し出されました。

打上げから9分足らずでディスカバリー号は軌道に投入され、クルーはシャトルのシステムをこれからの12日間のミッションに備える作業を開始しました。飛行計画上の重要な作業項目であるペイロードベイ(貨物室)ドアの開放は、打上げ時フライトディレクタであるウェイン・ヘイルの軌道上運用開始の指示を受ける前に行われました。宇宙飛行士たちは午前10時42分(同3月9日午前1時42分)に就寝するまでに、コンピュータやフライトデッキの機器を立ちあげておくことになっています。クルーは午後6時42分(同3月9日午前9時42分)に起床し、宇宙での最初の丸1日を開始する予定です。

打上げも無事に行われ、ディスカバリー号の宇宙飛行士たちはISSの追跡に目を向けます。これからの40時間に何回かシャトルのスラスタを噴射して、金曜日の真夜中近く(同3月10日午後)に予定しているISSとのドッキングに備えます。来週は2回の船外活動を予定しており、前回のシャトル飛行で取り付けた実験モジュールデスティニーの外壁に装備を取り付ける作業を行う予定です。イタリア宇宙庁が製造した多目的補給モジュールレオナルドは来週早々にISSに取付けます。これにはデスティニーに搬入する約5トンの装置、システム、実験ラックなどが搭載されています。

滞在クルーの交代は3回に分けて実施します。まずウサチェフとギドゼンコが土曜日のドッキング後1時間以内に、ISSとシャトルのクルーの役割を交代することにしています。

ディスカバリー号の状態は良好で、地球の赤道から51.6度傾いている軌道上を周回しています。ISSはフライトコントローラが監視するような問題も特になく、地球を周回しています。

次のステータスレポートはディスカバリー号のクルーの起床後に発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts102/STS-102-01.html

最終更新日:2001年 3月9日

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