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STS-98 NASAステータスレポート#24
軌道上でおまけの1日を過ごしたアトランティス号の宇宙飛行士たちは、本日再度ケネディ宇宙センターへの帰還を試みて、国際宇宙ステーション(ISS)に米国の実験棟デスティニーを運び、490万マイル(約790万km)におよんだ飛行を終了しようとしています。フロリダのシャトル着陸施設付近の本日午後の天気は、シャトルの帰還を延期することになった昨日の天気と同じように、突風と分散した雲の層が予想されています。 本日アトランティス号がケネディ宇宙センターに着陸する機会は2回あります。1回目は185周回目で、軌道離脱噴射を米国中部標準時間2月19日午前11時21分(日本時間2月20日午前2時21分)に実施し、ケネディ宇宙センターの滑走路33に午後12時27分(同2月20日午前3時27分)に着陸します。アトランティス号のペイロードベイのドアは、1回目の機会での着陸を目指し、午前8時40分(同2月19日午後11時40分)に閉鎖されます。バックアップの機会はその次の周回で、軌道離脱噴射を2月19日午後12時57分(日本時間2月20日午前3時57分)に実施し、ケネディ宇宙センターに午後2時3分(同2月20日午前5時3分)に着陸します。これに続く2つの周回にも、バックアップの着陸施設であるカリフォルニアのエドワーズ空軍基地への着陸機会があり、エドワーズは着陸支援の体制に入りました。しかし、エドワーズでは本日も明日も、突風と低い雲それににわか雨が予想されるので、あまりあてにはできない状況です。 帰還時のフライトディレクタのリロイ・ケインは終日、ジョンソン宇宙センターの衛星気象グループ、およびチーフアストロノート(宇宙飛行士のリーダー)のチャーリー・プリコートから最新の情報を入手します。プリコートはシャトルの着陸特性をシミュレートするよう改造された訓練用ジェット機で着陸施設付近の天気を偵察しています。最初の機会での軌道離脱噴射実施の決断は午前11時(同2月20日午前2時)ころに下される予定です。 アトランティス号のコマンダーのケン・コックレル、パイロットのマーク・ポランスキー、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のボブ・カービーム、マーシャ・アイビンス、トム・ジョーンズは午前4時(同2月19日午後7時)過ぎに起床し、再度の着陸の準備に取りかかりました。 アトランティス号はクルーが起床した頃、国際宇宙ステーション(ISS)の約750マイル(約1,207km)前方を飛行中でした。第1次長期滞在クルーのコマンダーのビル・シェパード、パイロットのユーリ・ギドゼンコ、フライト・エンジニアのセルゲイ・クリカレフは、週末を延長して与えられたもう1日を、軽い作業でくつろいで過ごしています。今週の仕事は火曜日から開始することになっています。今週は、ズヴェズダの後部ドッキングポートに結合しているソユーズを分離し、ザーリャの地球側のドッキングポートに移動して再度結合させるための準備を行う予定です。この操作は今月末にロシアの無人のプログレス補給船が到着するので、結合する場所を確保するために実施するものです。ソユーズの移動は、米国時間の土曜日早朝に実施する予定です。 アトランティス号は順調に高度235マイルの(約378km)の地球軌道を周回しています。ジョンソン宇宙センターのニュースルームは本日は着陸まで、着陸がさらに延期された場合は終日オープンしています。次のステータスレポートは着陸後、または必要に応じて発行する予定です。
出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts98/STS-98-24.html
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